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10月13日(木)
魔法少女リリカルなのは A's #01「はじまりは突然になの」
第一話からフルパワーの超燃え展開に度肝を抜かれた。もう何度見返したことだろうか。魔法少女リリカルなのは A's #01「はじまりは突然になの」。
9 月 25 日に行われた放送直前イベントに参加した際の日記(「魔法少女リリカルなのは A's リリカル☆パーティー SP」)にも書いたけど、とにかく熱い戦闘シーンに興奮した。
前半のほんわかムードから一転して、後半のなのはとヴィータの戦闘シーンが最高だった。動きがいいし、派手だし、息もつかせぬ展開が続く。
そう、この熱さこそ、なのはが他の魔法少女ものと一線を画するものにしている根本原因である。
原作者の都築真紀によれば、
A'sというタイトルは一応、空戦のエリートという意味の『エース』と、『そのエースの持ち物』という2つの意味をかけています。1期シリーズで好評を頂いた部分をより強化した結果、何故かバトルと杖が大幅増量という形になっています。
とのことである。
その意向は完全に成功していると言ってよいだろう。
ラスト近くで、なのははヴィータに追い込まれ、絶体絶命のピンチに陥ってしまう。「こんな終わり…、いやだ…。ユーノくん…、クロノくん…、フェイトちゃん…!」との叫びに、答えるかのように現れるフェイト。
ヴィータの「仲間か!」との問いかけに対して、フェイトは静かに、「友達だ」と答える。その瞬間、すごい勢いで、自分の中に眠っていた記憶が蘇ってきたのであった。
一見ご都合主義的に思えるが、これは第一期最終回から張られた、壮大な伏線の回収である。
第一期のサブタイトルは、第 1 話「それは不思議な出会いなの?」から第 12 話「宿命が閉じるときなの」に至るまで、「〜なの」というパターンだった。ところが、最終回だけは異質で、「なまえをよんで」というサブタイトルだったのだ。
最終回のラストで、なのはとフェイトとのしばしの別れのシーンが描かれる。
「プレシア・テスタロッサ事件」の中心人物として、裁判を受けなければならないフェイトは、しばらく会えなくなるであろうなのはに、お別れを言いにくるのである。
ここは、ゆかり姫と奈々ちゃんの演技がとてもよかったところ。
フェイトへの想いが通じて、堰を切ったようにあふれだすなのはの涙。フェイトはそんななのはを優しく抱きとめながら、こう言うのである。
この後のシーンで「Little wish」が被さってきて、超泣け。
会いたくなったらきっとなまえをよぶ。だからなのはも私をよんで。なのはに困ったことがあったら、こんどはきっと、私がなのはを助けるから…。
果たして、その言葉通りに、フェイトはなのはとの絆を証明して見せたのである。なのはもまた、フェイトへの想いの強さを、無意識のうちに表す結果となった。
そんな、なのはとフェイトのほほ染め展開にも期待しながら見ていきたいと思う。
ちなみに第一期最終回で交換された二人のリボンは、第二期においても、ちゃんとお互いに相手のリボンをつけてくれている。
小さなことだが、離れていても結ばれている二人を感じることができてうれしい。
このあたりの後日談を含めて、第 14 話としての扱いで、ドラマ CD が作られている(「魔法少女リリカルなのは サウンドステージ03」)。ふたりのラブラブっぷりが垣間見えるとともに、フェイトの心が解けていく様子に、思わず涙してしまう、とてもよいドラマ CD である。
そんなわけで、なんかもう、一話目から泣けて泣けて仕方がないのである。
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アニメでも描かれている、ビデオレターのやりとりなど、なのはとフェイトの想いが詰まったドラマCD。周りの人たちのやさしさにふれながら、フェイトの心がやわらかくなっていく様子に、思わずうるっときてしまう。 奈々ちゃんの演技がとてもよい。 |
2005/10/13 05:51