ひとつ前の記事
ひとつ先の記事
Mac/Windows で動く美声時計ビューアを作りました - 1/26 00:43
1月25日(月)
魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st 舞台挨拶(新宿新宿さいたまさいたま)
魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st 公開初日ということで、新宿、さいたま、川崎で舞台挨拶が催され、幸運にも新宿一回目、二回目、さいたま一回目、二回目に参加できました。
映画自体は一期のパワーアップリメイクということで、知ってるストーリーですのでとくにネタバレするようなものではないです。ただしパワーアップ度はすごい(主に火力)ので、ぜひ見るべきです。
というわけで、まずは舞台挨拶の様子を、すいませんがゆかりん中心で。
新宿一回目の公演後の舞台挨拶では、サントラの名曲「レイジングハート・セットアップ!」が会場に響き、緊張気味の三嶋プロデューサーが登場。
妙に言葉が丁寧で、いつもゆかり FC イベントなんかでみせる様子とは違いました。そこに会場からは、章夫コール。「おごそかに行こうと思ってたのに」と返すみっしー。
その後、キャストがひとりずつ登場。「高町なのは役、田村ゆかりです!」とそれぞれ自己紹介がスタート。プレシア母さん役の五十嵐麗さんだけ声のトーンが違ってセクシー系。「プレシアの声は朝、効きますね」と言うみっしーに、「すいません、夜の声なんで」と返す五十嵐さん。結構おもろい人でした。
映画になったことに対して、「第一期は、ゆかりさんと二人でキングの小さな会議室で製作発表をしても、あまり集まってもらえなくて…」と奈々ちゃん。しかも「多少、サクラも…」と返すみっしー。
続いて、スクリーンが巨大だと感動するゆかりん。
ゆかり「こんなに、大きなスクリーンで、なのはとフェイトと……ほかの…?」
わー、よそ行きかと思ったらゆかり節キター!
ゆかり「このスクリーンで動くんだなと思うと、すごく感慨深い気持ちになりました。なので、みなさん既に一回見たと思うんですけど、何かもらえるんでしょ!三回見ると!」
三回みると、メモリアルフィルムがもらえます。うちのはこれでした。
ゆかり「どのシーンがもらえるか分からないけど欲しいでしょ!は…、だ…、か…」
そしてまさかの全裸幼女押し。
ゆかり「おもしろかった、とか、泣けた、とか、ようじょ…とか、とにかくいろんな人に口コミで広めてほしいです」
こんな感じで、映画の感動でしんみりしてたところを楽しく上書きしてくれました。
新宿二回目は、公演前の舞台挨拶でした。流れは基本的に同じでしたが、この回はプレスがたくさん入ってました。
さすがに皆さん一回目と同じような内容のトークになってしまいますが、水橋さんが楽しくて。
水橋「なのはの変身シーンのあとのユーノくんのリアクションに注目してください。空耳っぽい一言を言ってます」
多分コレでしょう。セリフ「(なのはのバリアジャケット装備を見て)成功だ!」→空耳「(ようじょのはだかが)さいこうだ!」。
プレシアさんは奈々ちゃんのほうを見ながら、
五十嵐「ちょっとだけいじめちゃうけど、ごめんね。でもその後には何かがわき上がってくると思います」
とコメント。水橋はそのコメントに引っ掛けて、
水橋「ユーノ君は、ちょっとだけのぞいちゃいます。その後には、何かが生まれるかも」
最後の、奈々ちゃんとゆかりのコメントも楽しかったです。
奈々「久しぶりに9才のフェイトを演じたんですけど、まだまだ水樹も行けるな、と」
奈々「ずっとなのはとラブラブモードだったので、久しぶりに二人の距離を感じましたが、これがなれ初めです。二人のラブストーリー、…出会いの物語を楽しんでください」
との奈々コメントを受けて…。
ゆかり「いま、二人の距離といわれましたが、なのははずーっとフェイトちゃんが好きだったんだよ!」
奈々「そうですけど…、素直じゃなくてごめんなさい」
ゆかり「そんななのはの片想いストーリー。たまに変態のフェレットにちょっかいを出されますが、最後には、想いが成就します」
さらに、ゆかり節は続いて…。
ゆかり「人と人とのつながりをすごく考えさせられます。なので、上映が終わった頃には、隣の人と肩を組んで、サライとかを…」
(カメラまわってるのにサライとかやめてというみっしー)
ゆかり「ピーーとかを歌ってください」
ここで、新宿二回目のみプレス向けのフォトセッションでした。キャストがスクリーンをバックにお澄ましのカットと、会場をバックにしたカット。会場はこのとき、
ゆかり「せーの!」
キャスト全員「ともだちに…」
会場「なりたいんだー!」
みっしー「ちょっと、異様な絵ですね」
という感じで、腕を振り上げています。劇場版なのはの映像特典なんかで見れるでしょうかね?
その後、本編開始前にさいたま新都心へ移動です。端の席だったので出やすかったのと、すぐそばで明らかにゆかりファンな超かわいい甘ロリ女子が立ち見してたので、席をゆずって自己満足しました。
さて、さいたま一回目です。さいたま新都心で降りて、親しみ深いスーパーアリーナとは逆方向の出口に向かいます。
これまた端の席だったので、中途入館して後半部分の上映を楽しみます。そして終了後は舞台挨拶へ。こっちにはゆかりん、水橋さん、みっしーが来てくれました。トーク的に大当たりの組み合わせと言えましょう。
みっしー「こちらはなのはさんチームということで、なのはと、…使い魔」
水橋「名前覚えてください!もう6年になるんで!」
みっしー「(会場の声に反応して)『淫獣』とゆうな」
会場も新宿に比べて小さめでしたし、さすがによそ行きモードも脱して軽妙なトーク。まずはなのはという作品がここまで大きくなったことに対して。
みっしー「まさかこんなシリーズが6年も続くとは…」
水橋「は?」
みっしー「こんな、じゃない、このシリーズが。みんな変なこと書かんといて」
劇場版ができたことの喜びも、この二人だとちょっと面白トークになりますね。
ゆかり「劇場にくるまで、アニプレックスさんに、騙されてるんじゃないかって」
水橋「普段からあまり期待しないようにしてるんですよ」
ゆかり「わかるー!」
水橋「よく、第二期やりたいです、劇場版とかやりたいです、って言って死亡フラグばんばん立ててるじゃないですか。だから普段からあまり期待してない、っていうスタンスで」
みっしー「どんな作品でも企画書は『大作』て書きますしね」
水橋「ほんとにそうなっちゃったね」
淫獣ことユーノくんについても、こんな調子で。
ゆかり「最後、疑問じゃなかった?フェイトちゃーんってお別れしてるときに、肩の上にユーノくんが」
水橋「何で!おかしくないよ!」
ゆかり「え、お前帰んないの?みたいな。何こっち側の人間みたいな立ち位置になってんの?」
ゆかり「エロいね、覗き魔だね」
みっしー「いま、みんな見終わって感動にひたってるとこ」
ゆかり「あ、ごめんなさい!ぶち壊しで!」
なのはを久しぶりに演じてみて。
ゆかり「徐々に大人になっていくじゃないですか。もう、悪魔だの、かわいげがねえ、だの言われるようになったけど、また9才に若返ってみんなのターゲットに戻ってきてうれしかったです。」
さらにトークは続いて、
ゆかり「鬼だなって、なのは鬼だなって思って。フェイトちゃんがめっちゃ弱ってるのに、すごい空中からバーーーンって、撃ったでしょ!」
ゆかり「なのは、ひどい!って」
みっしー「フェイトも『集束砲撃!?』とかいって」
ゆかり「私もうダメだー、ってなってたよね!」
続いてアフレコのときの話については、
ゆかり「今回、かおりちゃんのとなりに座りました」
水橋「(うれしそうに)ありがとうございました!」
ゆかり「なんか途中からかおりちゃんが気持ち悪くて!ユーノくんの化身みたいになって、だんだん、ゆかりをなのはだと思い込んできちゃって」
水橋「仕方ないじゃん5年もやってんだから!どんどんユーノくんにシンクロして。もともとゆかりんのこと好きだったんで」
みっしー「(あとずさりするゆかりに)何でそこで引くの」
そんな水橋さんのアフレコ話は。
水橋「たのしかったです。女の子がいっぱいで」
ゆかり「誰でもいいんじゃん!」
さすがだ!オチがついた!
みっしー「これから、五年十年と続けていけるようにね。まあゆかりんはこれからどんどん若返りますけど」
ゆかり「なのはのほうが年上だもんね」
みっしー「そうだ、魔王の方が上だ」
こんなイベント的ノリで楽しすぎるさいたま一回目。
続いては、さいたま二回目。メンバーは同じく、ゆかりん、水橋さん、みっしーです。もうこの時点ではいつものホーム感覚ですね。
「もうフィルムが貰えた人いる?」とゆかりんが質問すると、会場から結構手が挙がってびっくり。さらに「どのフィルム?」と質問すると「なのは!」「フェイト!」などと会場から声が上がるのですが。
ゆかり「フェイト…はいいです」
そして会場からフィルムを借りてひとこと。
ゆかり「何のシーンか全然分かんないね。服着てるこれ?」
みっしー「そんな全裸ばっかりじゃないです」
これから見るお客さんに見どころを、と振られて。
ゆかり「それは、まじめに?」
と笑いをとりつつも、TVシリーズでは理解できなかったけど、今回はプレシアさんの方に感情移入しちゃう部分もあると語ってました。でも、男の子にはわかんないかもね、とも。
ゆかり「期待してる幼女の裸ばかりじゃなく、そういう部分も見てほしいなと思います」
この間のライブから、このネタ押しますなー。そしてユーノくんについては。
なのは「なのはが寂しいときにもそばにいてくれる人ができたな、って」
水橋「はいw」
なのは「あ、今、ニヤーってした!」
それから、イベントやりたいね、なんて話もありました!
映画自体の感想ですけど、最後にみっしーの締めで、原作・脚本の都筑マジックがすごくて「何度見ても泣ける映画」であると語ってました。
だけど、うちから言わせればそれはちょっとニュアンスが違っていて、正しくは「見れば見るほど泣ける映画」ではないでしょうか。さらに言えば、ストーリーがわかってても泣ける、ではなくて、わかってるほど泣ける、というか。
たとえば、第二期の一話で、なのはがヴィータにボコられて絶体絶命の危機に陥ったとき、思わずフェイトの名前をよんで、その瞬間フェイトが現れますよね。
ヴィータに「仲間か」と聞かれて、フェイトは「友達だ」と言い直して答えるじゃないですか。それを知ってて劇場版や第一期のラストシーンを見直すともう、ぶわっとくるわけです。
ああ、約束通りだなって。
それから小説版とかドラマ CD の内容も、なのはシリーズを一貫してうまく補完し合っているのですが、今回の劇場版はそれらのいいとこどりみたいな感じがします。
一期で足りなかったところを補い、テーマを決めてフォーカスした結果、ブレのない、全力全開な作品になったと感じました。
また見に行くと思います。
2010/1/25 02:35