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「Aice5 からの最後のコメントTシャツ」をボクくんに着せる - 9/21 02:12
9月18日(火)
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」でアニメファン補完計画は成るか
東京都品川区の P.N.「ヤシマ作戦大好きっ子」です。「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」を観てきたわけですががが!
とにかくヤシマ作戦の緊迫感が、劇場向けに増幅されてて、ヤシマ作戦大好きっ子(以下 YSDK)は、もう大興奮!
ヤシマ作戦って、ポジトロンライフル撃つところよりも、作戦準備中のオペレーターの会話とか状況報告が間髪入れずにテンポ良く刻まれるところのほうが燃えるじゃないですか(別に同意求めてません)。TV でも興奮してたそれが、劇場版ではさらに細かくなってて!
「序」の構成については基本的に1話から6話までのテレビ版とおおむね同じカットで、全面的にディテールが書き足されているんだけど、それだけでずいぶんと印象が違うなーという印象。絵の力ってここまで大きかったんだな、というのが驚きです。綾波だけでなく、シンジきゅんもかわいくなってるし!
CG も効果的に使われてて、第三新東京市の兵装ビルが生えてくるシーンとか鳥肌もの。使徒の動きも CG でパワーアップしてるんだけど、いずれもアニメの中で違和感ありません(左の画像は「アニメTV」の特集から)。
登場人物の動機付けが新たにちゃんとされてて、行動が唐突じゃなくなってたりするのもすごい。一歩、深く描くだけで謎が謎じゃなくなってたり、逆にシンプルに描いて誤解を挟む余地がなくなっている部分もあって、結構自然に受け入れられるようになってる。
ただし、ひとつひとつのカットの有無とかどう変わったかとかは言及する必要がなさそう。つまり、小難しい理屈なしに純粋な痛快娯楽作品として楽しめる今作。作品のメーターはエンタテインメント方向に振り切れてます。
というわけで、YSDK としては庵野監督の所信表明文に書かれていた狙い通り、エヴァをエヴァマニアの手から取り戻すことができるんじゃないかと期待します。だからこの映画は、閉塞したアニメファンの補完計画なのだと思います。
エヴァの放送がはじまって、「なんかおもろいアニメが始まったんだけど!」みたいに興奮してたあの頃の気持ちを思い出して、純粋に楽しんで観るのがよさそう。
小難しいことをいい始めて、最終的に「もう今更エヴァはいいわ」ってなっちゃってる人とかも、もう一回熱くなれるはず。
2007/9/18 13:58