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定番自炊セット ScanSnap S1500 + PK-513L から DR-C125 + NV-BC100 に移行した

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書籍をスキャンする行為を自炊と呼ぶことがすでに一般的になって久しいです。うちでも呼吸をするようにコミック誌を裁断し、月に40誌ほどスキャンする毎日を送るようになってすでに1年と3ヶ月。

このたび、さらなる高みをめざして、定番自炊セットである ScanSnap S1500 + PK-513L から、キヤノンの imageFORMULA DR-C125 + NV-BC100 の組み合わせに移行しました。


新旧自炊セットそろい踏み

ScanSnap S1500 といえばどの自炊記事を見ても出てくる定番中の定番ですし、裁断機 PK-513L も、まさかのAmazon 限定カラーがでるほどに売れまくっていますが、新しいものを試したいという気持ちを抑えられず、新機種にチャレンジしてみました。

結果、これが成功。

以下、うちは基本的にコミック誌しかスキャンしてないことを前提に読んでください。まずは、DR-C125 にしてよかったことから。

ScanSnap で悩まされてきた重送が、DR-C125 では激減したというのが一番大きいです。コミック誌のカラーページは、紙が薄い上に、ページ間が静電気で貼り付いてるため、重送しやすいのです。

ScanSnap の重送検知はとても優秀なので、紙が重なって送られた場合でも 100% 検知してくれますが、DR-C125 はそもそも重送させないための機構(ダブらんスキャン)によって、重送が発生しないんですよ、奥さん!

一度にセットできる枚数が増えたという点でも、かなり作業が楽になってます。

スペック上は、ScanSnap S1500 では最大50枚、DR-C125 では30枚とされてますが、むしろ紙の束の厚さで考えた方がいいです。実際コミック誌を投入してみると、重送せずまともにスキャンできる厚さは、ScanSnap では 6〜7mm が限度ですが、DR-C125 では 9mm いけます。

これは、普段少年エースとかコンプエースといった、人を殴り殺せるレベルのコミック誌をスキャンしている身にとっては、とてもうれしいのです。

これは、厚くても、ダブらんスキャンのおかげで重送しない、ところから生まれたメリットだと思います。

スキャン速度はスペック通り1分あたり5枚分速いです。

ScanSnap S1500 では20枚/分、DR-C125 では25枚/分です。これまた、電撃大王とか少年ガンガンといった、懐にしまっておけば銃で撃たれても助かりそうな気がするレベルのコミック誌をスキャンしている身にとってはうれしい限りです。

そして何より「裏写り/地色除去」というコミック誌向けの機能が素晴らしすぎます。赤やら緑やらオレンジやら、コミック誌の紙の色は「白くない」わけですが、それを検知して色を飛ばしてくれる!


チェックボックス一つでこの効果はとてもありがたい!

いろいろがんばって白くしてた日々がうそのようです(「Desire for wealth : ScanSnap の自炊 pdf を自動で美白化(レベル補正)する」参照)。

スキャン後の紙がUターンする機構「ラウンド・スキャン」は、省スペースに貢献…というよりも、むしろ ScanSnap でスキャン後の紙がまとまらなくて困ってた問題が解決します。ちゃんと紙が揃うんですよ。

同じような悩みを抱えている人は、ぜひ DR-C125 も検討してみてください。

ひとつ、面倒だったのは、分厚い紙をスキャンするときに、Uターンさせずに本体前面に排紙するように切り替える必要があること。コンプエースとか声優グランプリなどの厚い表紙は、Uターン排紙できませんでした。

新しい裁断機の NV-BC100 は何がいいって、まずは安いところです。本体価格が PK-513L の替刃と同じくらいです。で、こっちの替刃、NV-BC100KBは4000円切る値段です。

また、刃が目視できる構造なので切りやすいのはいいのですが、ちゃんとハンドルを回して紙を抑えてやらないと裁断面がずれます。このハンドルを回すのがめんどくさいです…。

PK-513L は裁断するときにアームを降ろすと、同時に紙を抑えてくれる機構があるために、ずれないんですね。密かにすごかった PK-513L。

でも NV-BC100 はセットできる本の厚みが4cmほどなので、少年ガンガンとか2回で切れるのはとてもいい。というかとにかく気持ちがいいんです。


今まではコレ、6分割くらいにしてましたもんね

というわけで、こちらは特に買い替えるほどではないですね。…と思ったけど、一個、スペックに表れないすごいメリットがあるんでした。


この角をみてください!

そう、NV-BC100 は足の小指をぶつけたときに、若干、若干ではありますが、息もできずのたうち回る時間が短くて済むと思われます!


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