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何が驚いたかって、そりゃつまり、近所のジャスコのおもちゃ売り場を物色している時に、女の子がいきなり歩行状態からホバー移動に移行したのである。一瞬ビビったのだが、すぐに「はぁ、これが例の滑る靴か」と気付き、物欲スイッチが入った。滑る靴ユーザの横田さんを iChat で捕まえて、いろいろ情報収集。
ということで、HEELYS を買ってみた。
ヒーリングポジションという両足の踵を上げた独特な姿勢を維持したまま滑るわけだが、これが普段使ってない筋肉だったもので、案外ハードであった。それでも 30 分もすれば、まっすぐ滑るだけならなんとか自分のものにできたように思う。
ただ淡々とまっすぐ滑ることしかできないのだけど、それでも、歩道を歩いているときに、後ろ足を蹴り出して、助走なしでいきなり滑り出したりして、道行く人をビビらせたりしてみたりはできる。ということで、今日は筋肉痛。弱っ。
ただし、これ結構、地面の状況を選ぶのだ。ちょっと軟らかめのところでもダメだし、タイルとかの溝もダメだし、もちろん段差もダメだしってんで、すぐ止まっちゃう。だから、木之本桜みたいに、どこでもすいすい、というわけにはいかないんである。
つまるところ、プリピュアは鏡なのである。これを観て電波を感じることもあるだろうが、それは自分のココロの電波を投影しているに過ぎない。電波は自分なのだと知るべきだ。イタイ自分の対存在、シスター・プリンセス Re Pure #4「えへへ…お泊まりの日です。/雛子」。
もはや、日本のアニメクリエーターの競作の場ともいえる後半 B パート。今回も例にもれず作画・演出のレベルも高く、開始早々にして“雛子ワールド”に引き込んでくれる。不必要なカテゴライズ、比較、ネタ探しに走るより先に、この心地よさを素直に堪能すべきだ。雛子ちゃんは、まだ短いその歴史を通じて、まさに今日、一番の輝きを放っていたではないか。そこにこそ Re Pure の志は存在しているのだ。
兄やとしては、今回、亞里亞が登場しなかったのは寂しいが、無理矢理引っぱり出されるくらいなら、この構成のほうがやはりましである。Re Pure のポリシーを、目的を、大切に守ってもらいたい。
実は DTP じみたことをやりたがっていた時期も人並みにあって、最初の Mac を買った理由はサークルの会報づくりのためだったりするのだが、もう 10 年近く前の話。Aldus PageMaker でなんかいろいろつくってました。
で、いまや時代は InDesign なわけだが、拙作 ProofReader を紹介していただいている関係で、SCC社刊「InDesign 2.0 で DTP 入門/菅野雄一著」をいただけた。ありがとうございます。
まだβの取れないこのソフトウェアを 7 ページにもわたって紹介していただいており、正直驚いている。これまで DTP 関連の本で ProofReader が登場する時は、巻末やコラムで小品として扱われていたのだが、このご本では、原稿のデータを整えるワークフローのなかに含まれているのだ。図版が Mac OS 9 版のものなのが、ちょっと残念だけど、いわゆる“手順書”のような構成で、その通りに操作すればいいという、まさに入門本。自作ソフトの操作方法を懇切丁寧に解説されて、作者自ら「ほぅ、なるほど」と感心してしまうほど、ProofReader のマニュアルは適当につくられている。
ちなみに、そのβが取れない ProofReader であるが、現在、JIS や EUC などの文字コードへの対応を済ませ、あとはなんとかして正規表現検索で発見された不具合を解消できないかと、目下悩み中である。
2,700えんもしましたよ!
まだ謎を展開している途中だから風呂敷をたためないということだろうか、かゆいところに手が届かない構成。「エピソード I では、こんな感じの謎がありました」みたいな中途半端な記事があったり、「実はこうでした」みたいにいきなりネタばれしてみたり。
それでも、情報量は結構なもので、ゾハルを模した金属プレートが貼られたハードカバーの中身は、細かい字で 240 ページにおよぶ資料が収められている。旧ミルチア宙域の二重ブラックホールに封じられた波動存在、失われたロスト・エルサレム(地球)の座標。などなど、記憶の奥に落ちようとしていた事象が蘇ってくる。
とりわけレアリエン(有機物による使い捨て合成人間)の解説の項などは、やはりプレイ当時に感じた後味の悪さもまた、蘇らせてしまう。
先週土曜日に行われた DMNG カラオケ、そしてその後の殺人コンサートによって、体はボロボロ。今日、有給を取っておいたおかげでなんとか明日は社会復帰できそうではある。カラオケの模様は、カエル先生や、えぎょ、名古屋からカラオケのために上京したともの日記を参照していただこう。また、殺人コンサートの感想などは後ほど別項にまとめることとして、ここでは長く、厳しい“一日”のタイムチャートを記録しておくことにする。
例えば、椎名へきるのライブで大宮ソニック 2days 両方に2日連続で参加しても、確かに疲れはするけれども、翌日普通に出社はできる。それは、構成の3割近いバラード曲で休ませてくれるからであるし、もちろん1日目が終わった後で普通に睡眠がとれるからであろう。しかし、今日はとてもじゃないが出社できる状態ではなかった。原因はもちろん、『デ・ジ・キャラット&エンジェル隊コンサート in 横浜アリーナ』。
一応2時間ほど仮眠は取っていたけれども、ほとんど2徹状態のまま新横浜へ。前日の夕食以来、何も口にしていないため飢餓状態でもあったのだが、なぜにここまで自分を追い込んでしまったかね(前項 : DMNG カラオケから横浜アリーナ殺人コンサートに至る“一日”のダイジェスト)。で、新横浜駅の状況からして異様だった。ゲーマーズの紺色の袋を持っている人がこんなにいるなんてっ。横浜アリーナの入り口前の広場で大の字になって寝ている巨漢がいたりして、うちは寝てないのでそれ見ただけで吐き気。
いわゆる前座として登場した GGF(ゲーマーズ・ガーディアン・フェアリーズ)メンバーによる、うえるかむとぅ♪(ふー)うえるかむとぅ♪(ふー)うえるかむとぅまいはー♪(ふふー)からスタート。ええと、この子たち、悪いのは写真写りであって結構可愛らしかったかも。てゆかゲストで登場の門脇舞ちゃんは、やぱし別格。
オープニングでは、エンジェル隊、P・K・O、D.U.P と連続で登場。エンジェル隊の衣装がちょっと反則チックでムネきゅん。エンジェル隊と D.U.P 両方にからむ沢城みゆきちの衣装早変わりにもムネきゅん。このあたりまでは、まだまだクールに観ていた(というか寝てないので抑え気味にいこうと思っていた)のだけど、続く1曲目にしてやられました。『Wake Up Angel〜ねがいましては∞なり〜/Funta』で、いきなりヒートアップ。だってこの曲めちゃ好きなんだもの。8,500人でコールってすごいのね。
続いて、ギャラクシーエンジェル。『ギャラクシー☆ばばんが Bang!』『夢見たい☆エンジェル隊』からスタート。もうこの辺は脳内麻薬でまくりで、自己規制利かなくなっていたに違いない。リハが不十分だったと暴露しちゃうゆかりん。『まっしぐら』では、ゆかりん決死の振り付け説明「スカートめくり、い、や、ん」。でも、これって腕を大きく振れないから、小さく手を動かしちゃうんだよね。で、ラストの『エンジェルわっしょい!』まで駆け抜ける。
で、真打ち登場、飯島真理。GA の曲と、自分の新曲くらいかな、と思っていたのだけど、まさか『愛・おぼえていますか』を歌ってくれるとは思ってなかった。20 年の時を越えて蘇る記憶、それはまだ色褪せてはいなかった。初めて買ったアニメのアルバム、それは劇場マクロスのサントラであったのだ。まさに永遠とも思える一瞬。一字一句忘れていなかった歌詞を、自然とくちずさんでしまう。続いてゲームの GA 主題歌『Eternal Love〜光の天使より〜』。CM でサビしか聴いたことがなかったのだけど、これ最高。買いにいかないとね。
ここで、15分の休憩。この日記もいったん休憩。
15 分の休憩が明け、会場が暗転。いきなり聞こえてきた歌声に周囲も騒然となる。そのフレーズは「私に還りなさい」。高橋洋子ステージは、「魂のルフラン〜残酷な天使のテーゼ」という誰もが知る曲のメドレーからスタートしたのだ。『FLY ME TO THE MOON』と続き、あとはアクエリアンエイジ関連の曲?すいません、知りません。ただ、高橋洋子の手話は、手話手話してなくて、これまで見たどんな手話よりも優雅であった。
続いては、ラジオ「ぴたぴた♥エンジェル♪」より『えんじぇる Cha-Cha』。喜びのあまり半泣き状態でコールですよ。かわいすぎるよ…。♪トントントン ハート Knock してる♪って、前からコール入れたかった部分なのだよね。もう、この時点でこのライブで思い残すことはなくなっていたかも。
P・K・O のステージは、圧巻の一言。正直ここが一番疲れた。サエキトモって、なんてかっこいいのだろう。続くデ・ジ・キャラットステージでは、やぱし一番好きな『D.U.P!』でうちとしては最高潮に達した。振りをあわせるときの楽しさといったらないね。途中、榎本温子と小桜エツ子も登場して、ぱにょデジ部門もあったりして、『HAPPY! SMILE! HELLO!』も聴けたのです。これまたうれしい瞬間。あっちゃんも日記の中ですんごい喜んでいる様子。
小桜さんと,やっと本当にでぢこファミリーに入ったって感じだねーって話していたんだ。
っていう一言も、なんかいい感じ。あっちゃんはあんまり緊張している雰囲気じゃなくって、D.U.P も横浜アリーナ2度目だからか余裕がない感じじゃなかったけど、飯島真理は「こんな大きな会場で歌うのはじめてだから、緊張してます」みたいなことを言ってました。飯島真理より、榎本温子の方が度胸があるのかもしれないけど、きっと本当のところは、飯島真理にとっての横浜アリーナの大きさと、声優にとってのアリーナの大きさは違うということなのだろう。
アンコールの大きさは、会場のせいかもしれないけど、8,500 人という人数にしては小さい気がした。本編が長くて息切れしたのかしらん。でもでも、確かに疲れたけれど、素直に、また行きたくなる、そんな空間でありました。
約 60 分にもわたる至福の時。ゆかりんの笑い声が耳に心地よく残ります。DVD『sweet chick girl/田村ゆかり』。
レコーディング風景とか、ミュージッククリップとか、ラジオ収録の様子とかまさに食い入るように見続け、次にはエンドレスで延々と流し続け、片面一層 DVD であることをふと思い出し DVD-R にバックアップしてみたり、ISO-MPEG4 に変換してちぃたん(PowerBook G4)で持ち歩いてみたり、ミュージッククリップ部分のみ切り出した MPEG2 映像をスクリーンセーバにしてみたり…、しばらくいじくり続けるものと思われる。
とにかくかわいらしい、いや、かわいすぎる、てゆうか萌死なわけだが、それだけじゃなくってゆかりんトークも期待以上の飛ばしっぷりであった。ゆかりんの頭の回転の速さも好きなのだけど、それ以上に回転の仕方が好きなのだ。サプライズを与えてくれるトークというものにうちは惹かれる傾向にあって、その逆に予想の範囲内の会話をされると急激に醒めてしまうのである。そんなとき露骨につまんなそうな顔をしてしまうから人間関係がうまくいかなくなるみたいなね…。
例えば、風が吹くと、風で舞った埃が目に入って、それによって失明した人は琵琶法師になって、原料として猫の皮が必要な琵琶がたくさん売れると猫が減って、その影響でネズミが増えて桶のたがをかじるから桶屋が儲かる。「風が吹いてるね」と話しかけた時に「埃が舞うね」と答えるんじゃなくて、何か意外な一言を返してほしいのだ。
その意味でゆかりんは、ちょっとニューロンのつながり具合が他の人とは違うかのような驚くべき言動をすることがあって、まさにそれこそがゆかりんをゆかりんたらしめている大きな魅力なのだ、とうちは思うのである。
長きにわたって語り継がれてきた物語はしばしば“伝説”となることがあるが、歴史を積み重ねずとも、後世に伝えられるべき、あるいは語り継がれることが明らかなものは、すでに伝説の域に達していると言ってよいだろう。えろえろ。シスター・プリンセス Re Pure #5「流れる星につきぬ願いを/花穂」。
廃墟のプラネタリウムに降り注ぐ満天の星。千影の願いは無意識のまま、ここに結実した。現実離れしたさまざまなフレーバーに惑わされてはならない。想いを観るのだ。前半パートの話は結構好きな部類で、千影もミニ千影もかわいかったのだけど、その他キャラはちょっと不憫な絵もあって力の入れ具合にムラがあるのがちょっと残念ではある。
そして伝説の後半パート。前半終了時の後半予告の際に「うわ、また花穂かよ」と思ってしまったことを、いったいうちは誰に謝ればよいのだろうか。とりあえず、すいません>all。
前半パートで花穂を十分に描いたのち、後半パートに舞台を移して一気に爆発させる。積み重ねがあるからこそ、それを崩されるときの衝撃が大きいのだ。ちゅうか、えちすぎるよ…。
例えば、凡作と言われている「ぴたテン」においては紫亜ちゃんのみじゅぎ回、#18「バカンスの楽しみ方」によって、(本質とはずれながらも)作品に対する世の中の評価が一変した。うちの中でもその回のことを語るとき“伝説の”という修飾をしてしまう。同様に、この“伝説の”後半パートは、花穂に対する思いを一気に塗り替えたことだろう。塗り替えられて、しかも、塗りたてでつやつやしているこの感情。そんな状態に言葉を与えるとすれば、やはり「Re Pure」となるだろう。
あと、もっちーはもうちょっと演技をがんばってほしいと思った。
2002年10月中旬のちぃたん日記