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11月10日(月)
Wii 版 FIFA 09 ALL-PLAY はもっとウイイレプレーメーカーをパクればよかったのに!
360/PS3 の FIFA 09 日本語版の発売を指折り数えて待ってるところですが、Wii 版の FIFA 09 ALL-PLAY をフラゲできたので早速やってみました。3日フラゲとか久々。
なんでわざわざ Wii 版を買うかというと、今回は通常の操作モードに加えて「アドバンスコントロール」というのがあるから。Wii リモコンで選手をポイントしてパスを出す…なんてことができるモードです。
これ、つまりは、ウイイレプレーメーカー 2008 のパクリモード。プレーメーカーは長年の課題だったオフ・ザ・ボールの局面を操作できる画期的なゲームでした(『同時に複数の選手を動かす達成感が「ウイニングイレブン プレーメーカー 2008」の醍醐味』参照)。
そんな神モードを大好きな FIFA がパクってくれた!と喜んでいたのですが…。結論から言うと、これはとても中途半端。
プレーメーカーで出来てたこと。つまり、
サイドの選手がボールを持ったら、行き先をリモコンでポインティング。選手が敵陣に向けてドリブルであがっていく…。DF がプレスしてくるのを見越して、逆サイドの選手をポインティングして指定し、その選手が走りこむ先を指定し、大きくサイドチェンジする…。
セカンドトップにボールが渡ったら、ツートップの一人をおとりにして DF のマークをひきつけ、もう一人はマークを振り切ってパスを受ける…。
なんていうことが、できない!
つまり、ボールを持ってない選手をポインティングできないし、スペースをダブルクリック(正しい表現じゃないけどわかるでしょ。大人なんだから)して、そこに選手を走り込ませるとかですね…、できないんですよ。
(11日追記:ポイント位置へ近くの選手を走り込ませる動きはできました。攻撃時のみみたいですが…)
やりたいんですよ。せっかくのポインティングデバイスなんだから。
どうせパクるならもう本格的にパクってほしかったのに、やっぱ Wii ユーザをライトユーザと位置づけてる感じです。簡単にしとこう、というね。プレーメーカーは結構、こだわりの方向にいっちゃってたのにね。
決して面白くないわけじゃない(というかフツーに面白い)んですが、オフ・ザ・ボールの操作が出来ないんなら、次世代機の FIFA 09 をやったほうがいいわけですからね。
実況のほうは、FIFA 08 からそのままの西岡・岡田コンビです。これ、次世代機と共通の音声だと思いますが、新録が多い印象です!
とくに、選手名入りの実況のバリエーションが次から次にでてきます。「ロナウジーニョはさすがのキープ力ですね」みたいな感じのが多くて楽しいんです。ウイイレだったら、ボール持ったときに名前だけ呼んで終わるとこですが、FIFA はどんだけ録ってんねん、と驚かされます。
「TGS2008レポート:「FIFA 09」開発者インタビュー」によれば、
この点は西岡さんにがんばっていただきまして、「ロナウジーニョ」、「シュートを外しました」という組み合わせの音声ではなく、1つの連続した音声ファイルになっています。海外版でもそういう機能はあるのですが、各国版の平均で固有音声は50〜60人くらいなんですね。日本語版の場合、実は500人くらい持っていまして(笑)
という力の入れ具合。西岡氏だけじゃなくて、岡ちゃんも相当固有音声録ってますよ。「ヴィエラはこの位置から組み立ててきますからねー」みたいなやつ。
というわけで、360版のフラゲ日まで Wii 版の音声を聴いて楽しむとしますかねー。
2008/11/10 22:28