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8月29日(金)
「魔法少女リリカルなのは」を冠さない「StrikerS サウンドステージX」に受け継がれた想い
コミケのなのはブースで先行販売された「StrikerS サウンドステージX(イクス)」を聞きました。
StrikerS 本編の3年後を描く本作は、2枚組みで2時間を越えるドラマ CD で、パッケージは DVD シリーズと同じ形のデジパック。ブックレットの解説内容も DVD のそれに近いです。
内容も、外伝的なストーリーではなく、StrikerS 正史といえる大事件でした。
JS事件から3年後。それぞれの場所で、それぞれの役職に就いて働く旧機動六課若手メンバーたち。
ミッドチルダを舞台に巻き起こる連続凶悪事件。
連続凶悪犯「マリアージュ」と「X(イクス)」を巡る事件に、若き「ストライカー」とその仲間たちが立ち向かう!
といったストーリーです。
2時間もドラマCD聞いてたら絶対寝ちゃうみたいなことをコミケ会場で話してた記憶がありますが、実際聞いてみると息もつかせぬ展開だったり、懐かしくてうるっとくる展開だったりで寝る暇ありません。
さすがに2時間もの尺があると StrikerS 本編のたたみ掛けるような盛り上がりがドラマ CD でもできるんですね。ここは都築シナリオを甘くみてました。
StrikerS の面々がそれぞれ成長した姿をみせてくれます。機動六課卒業後、ばらばらの進路をすすんでいたメンバーが、事件をきっかけに再び一同に会します。懐かしい友との再会から、それが旧機動六課再集結に至る過程が、一つ目の大きなカタルシス。
先にも書いたけど「魔法少女リリカルなのは」がタイトルから外れてます。本作の登場人物は StrikerS 組+αであり、初代および A's のメンバーは出てこないのです。が、先輩魔導士の想いがちゃんと受け継がれてるのがわかります。
例えば、ヴィヴィオも成長してます。舌っ足らずな水橋ボイスで「陛下って呼ぶのやめてってばぁー」などと言われるともう身悶えるしかないんだけど、一方では無限書庫の司書資格を持つまでに至っていて。
なのはママの影響なのでしょう「検索魔方陣7式展開!全力全開!」とかフツーに言っちゃうので、もう聖王陛下たまは将来の魔王化が約束されていそう。
ちょっと感動したのがナンバーズの扱い。更生した7名のうち、3名は聖王教会でシスターとか執事になってます。残り4名はなんとナカジマ家に引き取られて、計6姉妹に!ナカジマのオヤジにみんな懐いてます。
それから収監されているメンバーやスカリエッティ本人についても、良いシーンがあって、ああ、これでみんな救われたんだな…と、ほろり。
もちろんスバル、ティアナの成長は言うに及ばず。それぞれ、防災士長、時空管理局本局執務官としての責務を果たしています。
クライマックスの「StarS」というトラックで、StrikerS 本編で積み上げてきた訓練と、信頼が一つの危機を救います。まさに「魔法少女育てます」という StrikerS のテーマが結実した瞬間をみることができます。そこにまた大きなカタルシス。
サウンドステージ04でなのはからティアナが受け継ぐこととなったあの魔法が出た瞬間、思わずブルっと震えてしまうのを抑えられませんでした。
すばらしきファンサービス!
2008/8/29 19:16