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7月29日(火)
ドラマCDと書き下ろしコミックでラストシーンを完成させた「ARIA The ORIGINATION パーフェクトガイドブック」
TV アニメ「ARIA The ORIGINATION」唯一の公式ガイドブック。でありながら、コミックとも密接に関わっている「ARIA The ORIGINATION パーフェクトガイドブック」が発売になりました。
まず一つ言っておきたいのは「号泣注意」ってこと。
ドラマ CD がついてくるんで、どうせ泣かされるんだろ、と思って覚悟はしてたんですけどね。いや、まさか声優さんの誌上対談記事とか、スタッフ対談でも泣かされるとは思ってなくって。
だってどのページ開いても ARIA への愛で満ちあふれてるんだもんよー。そりゃ泣くわさー。
天野こずえと佐藤順一監督の対談では、コミックとアニメが相互に影響し合って ARIA という作品を作り上げたということが語られます。コミックは原作ではあるけど、さとじゅん解釈の ARIA が原作にフィードバックされて、より深くなっていくという。
いろいろなエピソードを明かしながら、ARIA の作り方をひもといていくとても面白い対談でした。
ビジュアルスタッフ対談では、やはり井上英紀氏の言葉に注目。4話のトラゲット回を一人で描ききった人です(放映当時の感想『演出・作画ともに最高だった ARIA The ORIGINATION #04「その 明日を目指すものたちは…」』)。
氏によれば、この回はコンテに4週間、作画に 100 日かけたのだそうです。その他にも、アリシアさんが灯里の手袋を外すシーンや、大人になった灯里のアップなどを担当しているそうで…。もう全幅の信頼を置かれている感じですよね。
そんな裏話も交えつつ、みんな口を揃えて ARIA への想いの強さを語っています。これまたうるっときます。
ドラマ CD に至ってはいわずもがな。内容は、3人娘がプリマになったその後、それぞれが奮闘する日常を一歩立ち止まって振り返る感じのお話です。久しぶりに一堂に会したメンバーに変わらない絆を感じます。
そして、一人立ちした灯里が、自分のゴンドラにアリシアさんを乗せて…、っていうシーンに。
こーきちたん@超駄文魂も泣いてますけど、またまた例のずるいタイミングでの神選曲によって、一気に涙腺がぶち切れます。曲の入り方もそうだけど、クライマックスのセリフと曲の盛り上がりをあわせやがるからさあ…。
「灯里ちゃんも、そろそろ新人さんを迎える時期ね」なんてアリシアさんに言わせちゃったりしてさ。
さらに追い打ちをかけるように、なんと天野こずえ書き下ろしコミックが収録されてます。「Special Navigation 旅立ち」と銘打たれています。
で、これ、最終回のエピローグの直前、っていうか前の日?というピンポイントなところを描いています。水橋かおりが絶妙な役作りで成長を表現していた、あの演技で脳内に再生されました。
ああ、もう、これで全部終わっちゃったのですね。でも、原作も、アニメも、このドラマCDも、書き下ろしコミックも、すべてが未来の方向を向いています。
だから寂しくない、だから晴れやかな気分。と、声優さんたちの対談にもありましたが、まさにその通りだと思います。
2008/7/29 11:12