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5月19日(月)
PS2「アオイシロ」には何で吸血シーンの回想モードがないんですか!
PS2「アオイシロ」を全ルートクリアしたんだけど、ヒロインが添い遂げたい相手(女子)に自分の血を吸わせてあげるシーンが各ルートにあってですね。グランドルートでは 3P もあってですね。
そのシーンでは、背景がパステル調になって、音楽も心地いい音色になって、ヒロインが軽く身悶えながら、時にはちゅぱちゅぱと音を立てられながら血を吸われるのにですよ。
いわば、コンシューマー百合ゲーのHシーンなのにですよ。
回想できないんですよ!どーゆーことですか!どーゆーことですか!(二回言った)
まあ、姉妹作であり、名作といえる「アカイイト」(2004年)もなかったんですけどねー。
「んっ…」くちゅ…ちゅば…「んんっ…」てな感じの吸血シーン。
で、吸血シーンのことはおいといて(おいとくのかよ)肝心の内容ですが、一言で言うと「惜しい」ってとこ。
アカイイト同様に和風伝奇もので、一部に Fate やひぐらしのフレーバーを感じたり、叙述トリックっぽいのがあったりで、そういうの大好きなんで楽しめましたけど。
テキストが本線から外れると、フラグと同期してないところがちょっとあるんだよね。通ってないルートの情報が垣間見えたりとか。これは 56 ものエンディング(ほとんど BAD だけど)を用意した弊害かも。惜しいなあ。
ストーリー本線は、各キャラのエンディングを見ながら、少しずつロックを解除していって、グランドルートへの道を開く方式。核心に至るキャラは後で攻略しないといけないですが、まあ順番は分かりやすいほうかな。
好きなキャラはというと、しゃべれなくてモゴモゴしてるナミちゃん@佐藤利奈がかわいいいいですね。で、そのナミちゃんを「ですよね、ですよね、可愛いですよね!」と愛でてる綾代さんがまたかわいいいいいいです。
お風呂に入れてもらってるナミちゃん
各キャラのハッピーエンドのエピローグはもうちょっと長いほうが余韻に浸れてよかったです。テキストの分量をかけるべきところと力を抜くべきところのバランスがとれてると、気持ちよかったなと。
OP/ED は Rita/霜月はるかのツインボーカル(アカイイトでは riya/霜月はるかでした)で、狂喜乱舞です。これはいいわー。
それから挿入歌や、BGM のコーラスにみとせのりこ。力強い民俗音楽っぽいフレーズが頭から離れません。あわせてサントラに収録されるといいな。
あとは限定版付属のドラマ CDが秀逸。
コミック百合姫に連載されていた「アオイシロ―青い城の円舞曲―」のドラマ CD 化ですけど、これはゲーム本編のプレストーリーなので、伝奇色のまったくないちょっとせつない百合ものです。
百子が保美への恋心を胸に秘めて、梢子先輩との仲を応援するという感じ。いいですなあ。
限定版付属の「青い城の円舞曲」に加えて、予約特典のドラマ CD「青い城と硝子の靴」、アマゾンや公式サイトで限定版を買うとついてくる「青い城の縁結び」の合計3枚でもって、コミック版の1〜3話がそろいます。
ちなみに、コミックラッシュで連載している「アオイシロ―花影抄」は本編ストーリーのコミカライズなので、ゲームやろうと思っている人はお気をつけて(うちは既読でも平気でしたけど)。
というわけで、いい百合分補給になった週末でした。
でも、このままの勢いで、アカイイトを再プレイしたくなってるんだよなー。しばらくこの世界から抜けられないかも。
2008/5/19 20:23