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18年の時を超えて、サウンドモードの裏技も当時のまま健在〜Wii バーチャルコンソール「イース I・II」 - 10/17 09:34
10月16日(火)
「伝説は語る…」Wii バーチャルコンソールに PCエンジン CD-ROM2 版「イースI・II」が配信
伝説は語る…。イース。かつてこの地上に栄華を誇った理想郷。
というわけで、ついに Wii バーチャルコンソールに PCエンジン CD-ROM2 版「イースI・II」が配信された!
ああ、記憶のトビラが開きまくる…!
PC で大ヒットしたイース、イースII をまとめて一本にした作品。アニメーションや、シーンの要所に声優ボイス追加など、1989 年当時の技術の粋を集めて、家庭用ゲーム機初の CD-ROM マシン、PCエンジン CD-ROM2 に移植されました。
当時の CD-ROM の容量は 540 MB。CD-ROM2 が皮切りとなって、家庭用ゲームに大容量、高音質、高画質がもたらされました。それまでの紙芝居とは明らかに異なるアニメーション、CD 音源をふんだんに使った BGM など、当時のゲーマーの垂涎の的だったと思います。
しかし、PCエンジン 本体の 24,800 円に加えて、オプションの CD-ROM2 が 57,300 円でした。今考えると PS3 高いとか文句いってんのって幸せだな。
当時、(高校の合格祝いか何かで)ようやく手に入れた高級機で初めて遊んだのがこの「イースI・II」でした。それが今日、Wii バーチャルコンソールで 800 Wiiポイント(てゆか円ね)で買えるようになったのです!
冒頭に書いたフレーズは、オープニングデモの一節。重厚な音楽にあわせて銀河万丈のナレーションが響いてきた瞬間の、武者震いっぷりったらなかったですね。
そして、オープニング曲「FEENA」に続いて、美麗アニメーションとともにテンポよくPC 版未使用曲「THEME OF ADOL」にのせてキャスト紹介。ゲームなのにキャスト紹介やるんだ…っていうのも当時は感動でしたよ!
コンポーザー古代祐三(こしろ ゆうぞう)の名を一躍世界に広めた名曲が連続します。CD-ROM2 版では、米光亮によるフルアレンジの楽曲が CD 音源で収録されていました。
今回、Wii ではもちろん圧縮音源で、その音楽を再現しています。なんて感動的なんだ…。草原に出たときの「FIRST STEP TOWARDS WARS」なんて鳥肌もの。
やべー、音楽やべー!
CD-ROM のほとんどの容量が音楽だったんで、それが圧縮されちゃうとソフトの容量は 266 ブロック(約 35MB)までコンパクトになってます。思ったより、高圧縮ですね。
当然、読み込みとかないので、最高にテンポよく進みます。これはうれしいなあ。
PCエンジン だけにとどまらず、CD-ROM の使い方という点で、その後の日本のゲームの礎を作ったといっても過言ではないと思います。
本日、あわせて配信された「重装機兵ヴァルケン」も激しくおすすめなんですが、とりあえずこの「イース I・II」で、歴史のターニングポイントを再確認してみてください。
ちなみに、バーチャルコンソールで「イース I・II」を起動すると、一瞬、CD-ROM2 のシステム起動画面がでます。そんなのも、じーんときちゃうポイント。
この調子で「風の伝説ザナドゥ」とか移植しまくってください。
最後に、オープニングデモの結びの一節を。
そして、今。再び伝説は語り始める…。新たなイースを。
2007/10/16 20:54