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11月29日(月)
正統ドラゴンクエストここに極まれり
猫も杓子も『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』中と思われますが、うちもその一人。ちゅうかサブタイ長っ!
面白いのです。とにもかくにも面白い。5のようなストーリーテリングの妙が復活してるかも知れない!
アスカンタの王様のお話で、不覚にも泣いてしまいました。とあるメイドさんの頼みで王様のために主人公たちが一肌脱ぐ話でしたが、これがちょっとよかった。
普段、うちがやっているゲームでは、メイドさんの頼みを聞いてあげたりすれば、当然のようにお礼に体を捧げてくれるものですが、ドラクエだからそれはありません。てゆか何言ってんだろね。
まだ序盤しかやってませんが、この引き込まれ方はやはり5のときのそれに近いです。今回最も特筆すべきはやはりストーリーと演出でしょう。
その上で、完全 3D 化した世界が、それに花を添えています。8では、城や街がなんと記号ではなくなりました。
フィールドの中にそびえ立つ城壁、街の外壁、長旅の果てに道の遠くにかすんで見える街の入り口。街道を横道にそれたときの思わぬ発見。
かつては、ドラクエの平坦な世界地図で意味のない(行く必要のない)地形を忌み嫌ったものですが、今回はこの広い世界を踏破できるだけでうれしい。歩いた結果行き止まりであっても構わない。そんな圧倒的な存在感が、ここにはあります。
階段が記号ではなくちゃんと長さをもっていて、実際に歩かないと登れない。モンスターがちゃんと不思議な踊りを踊っている。
などなど、例を挙げれば枚挙に暇がないほど、これまでのドラクエのメタファーが視覚的に、ときには FF XI 的に塗り替えられたにもかかわらず、これを『ドラクエ』であると感じてしまうのは、何でだろう。
そんな『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君と部屋とワイシャツと私』ですが、キャラクターもかなり立っています。
喋らないけど、完璧なトゥーンレンダリングは、まんま鳥山アニメなわけで、脳内でドラゴンボール声優の声が響いてしまいます。勝手に主人公:孫御飯、ゼシカ:ブルマ、ヤンガス:牛魔王、ククール:トランクスに置き換えて楽しんでます。
そして、ゼシカたんがいい。堀井雄二インタビューによると、誰も発注してないのに勝手に胸揺れキャラとして納品されたという絶妙なチームワークによるこのゼシカたん。
出会いはこんなでした。兄との別れにすすり泣くシーン。まだ冒険に出る前のお嬢様服がよいです。ここでハートキャッチですよ。
そして、とある事件による一連の騒動のあと、ベッドに横たわるシーン。R2 ボタンで主人公視点に切り替えて右スティックで女子キャラをなめ回すように見る人が続出しているに違いありません。
そして、ノンストップでプレイしていて、止め時がどうにも計れなかったのですが、ようやく一段落したと思えたのが、ゼシカたんに「おどりこの服」を着せた時。
ああ、今日はもう止めていいな、と思いました。「なかま」コマンドを実行してしばらく放っておくと、伸びをしてくれます!そうそう、ゼシカたんを前面に出すために「ならびかえ」をしておくことをお忘れなく。
というわけでいろいろな楽しみ方ができる『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君と部屋とワイシャツと私とセックスと嘘とビデオテープ』は、絶対に遊ぶべき。そして、できれば、『スライムコントローラ』を使いたい!
序盤しかやってないので、まだ正確なことは言えませんが、いまんとこバランスも絶妙。スキルシステムも大成功。日本の RPG の健全な進化がここに。
(ぜんぜん関係ないけどドラクエネタで面白かったサイト「宇宙りんご: 巨大白薔薇さま」)。
2004/11/29 01:59