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2月13日(火)
巨大声優コングロマリットが一つになった日
奈々ライブといえば、いろんな国から国民が集まって、サイリウムの色がお菓子のトッピング(5色スプレー)みたいできれいなんだけど、今日は青一色(一部赤一色)できれいだったなあ。NANA MIZUKI LIVE MUSEUM 2007。
とにかく今回は神座席でアリーナ席最前列で、後方ステージ付近という状況が、ある意味センター最前よりも破壊力があった。なんたって、目の前の通路を奈々ちゃんが通りまくってまして。
手が届きそうなところなんで、手ふりまくったりしちゃって…。これ絶対映像に残っちゃうな…。浮気の瞬間を探偵に押さえられた気分!
魔法少女リリカルなのは StrikerS の OP主題歌「SECRET AMBITION」が初お目見えとなり、大変びっくり。サビから入って、前奏といった感じの構成。
もう前奏のところで、なのは StrikerS のロゴが脳内に浮かび上がって来てからは、脳内で OP 映像の再生が始まってしまうくらい、なのはっぽい曲。
ステージの出来も素晴らしかった。演出、構成ともにしっかりしていて、特に「Crystal Letter」では、中央ステージがリフトアップする中、雪が降ってくるなど、神々しさすら感じた。これは、他国民を自認しながらも絶句する以外になかった。
さて、そんな多国籍、多ジャンル複合体である奈々ライブは、これまで、その一体感においては王国とかの方が上だと感じてきたけれど、今回のライブでは、一見さんも含めてすべてを束ねてしまうような出来事があった。
アンコール前の最後の曲の前で、母からのメッセージが朗読され、泣きながらも自分の言葉を口にし出す奈々ちゃん。これまで、何度かライブに参加してきたけれど、本当の意味で彼女の言葉を聞いたのはこれが初めてではなかったろうか。
「こうやって人前で話すのは苦手だけど、歌を歌っているときだけは素直に自分を出せる。だから歌にのせてなら普段言えないことも言える。だからこれからも歌っていきたい」
。
それは、2歳、3歳の時分から歌のレッスンに明け暮れ、夢を叶えるため堀越に入学して、かつ代アニの声優課に通いながらも、卒業時に成績優秀で賞を贈られるくらいがんばって、デビュー後も全部をがんばりまくってきた人だけが言える言葉だろうと思う。
そうじゃなけりゃ、プロデューサーに言わされてるような感じになっちゃうところ。この言葉には、本当に力があった。魂がこもっていた。だから、多国籍の人たちの胸を打った。一体感が生まれた。
残念ながら、このライブのすごさを語る言葉をこれ以上持たない。どんな言葉を使っても陳腐化する気がしてしまう。まっすぐに、ひたむきに、がんばってきた自分を包み隠さず、「がんばった」と、1万人近いと思われるこの観客を前にして自信を持って言えるということのすごさを前にしては。
それを伝えてくれたのは、照れながら、泣きながら、語った言葉もさることながら、やはりこの人の歌だった。
いっしょに跳んだ人たち:まこっちゃん、くらりす、きだっち、宗子、ゆうた
いっしょに打ち上げた人たち:カエル先生、なごやん
2007/2/13 02:49