←はじめに/おもな特徴/動作環境・構成図↑目次HackENT の操作→

チュートリアル

曲データを再生する

ここでは、カラオケデータ再生アプリケーションである HackENT を用いて、添付のサンプル曲を再生してみます。

1. アプリケーションを起動する

HackENT アプリケーションのアイコンをダブルクリックして起動します。以下のようなタイトル画面が表示されます。

2. ファイルを開く

それでは、添付のサンプル曲を再生してみましょう。「ファイル」メニューから、「開く...」を選択してください。

次に、ファイル選択ダイアログから、「サンプル曲」フォルダ内-「サンプル(未完成).txt」を選択します。

3. 再生開始

ファイルを開くと、最初に曲のタイトルが表示されます。

しばらくすると、再生が開始されます。

再生が終わると以下のように表示して待機画面に戻ります。

再生が途中でとまってしまいましたが、これは、このファイルがまだ作りかけだからです。次項で、最後まで再生されるように編集していきます。

曲データを作成する

ここでは、カラオケデータ作成アプリケーションである Rec を用いて、実際にサンプル曲を編集してみます。

1. アプリケーションを起動する

RecENT アプリケーションのアイコンをダブルクリックして起動します。

以下のようなウィンドウが表示されます。

2. ファイルを開く

それでは、添付のサンプル曲を編集してみましょう。

「ファイル」メニューから、「開く...」を選択してください。

ファイル選択ダイアログから、「サンプル曲」フォルダ内-「サンプル(未完成).txt」を選択します。

3. データの編集

サンプル曲のファイルを開くと以下のように表示されます。

ウィンドウをスクロールさせると、下の方にはタイムコードが入力されていない行があることが分かります。すべての行にタイムコードをつけると、最後まで再生されるようになるわけです。

さっそくやってみましょう。画面下部の再生ボタンをクリックして曲の再生を開始します。

タイムコードが入力されていない行のタイムコード表示部分のあたりをクリックして、行を選択します。

再生中の曲がちょうど、選択されている行の歌詞(ここでは「たのしいな」の“た”の音)にさしかかったタイミングでリターンキーを押します。

すると、以下のようにタイムコードが入力され、選択されている行が一段下に移動します。

そして、曲の再生が、その行の歌詞の最後(ここでは「たのしいな」の“な”の音)に達したらもう一度リターンキーを押します。

すると、歌詞の一行の終わりを示す「/」にタイムコードが入力され、選択されている行が一段下に移動します。

これは、タイムコード「00:34:00」から「00:36:04」の間で、この行(「たのしいな」)の表示を行う、ということを意味しています。

行に含まれる歌詞の開始、終了のタイミングでリターンキーを叩いていくのを繰り返して、最後までタイムコードを入力してみましょう。間違えても、再生スライダーを戻して、再度行を選択すれば何度でもやり直すことができます。

4. HackENT で再生して確認する

最後までタイムコードを入力したら、早速再生してみましょう。Rec で編集中の曲データを HackENT で再生するには、「ファイル」メニューから「HackENT で開く」を選択します。

再生してみると、後半部分で曲と歌詞のずれが目立ちます。これは、表示される歌詞の一行の開始と終了にしかタイムコードを入力していないからです。より細かくタイムコードを入力することで解決できます。

5. 歌詞をより細かく区切る

今度は歌詞が表示されている部分をクリックします。

カーソルが表示され、歌詞が編集可能となりました。ここでタブキーを押します。

すると以下のように行が分割されます。

このようにして分割されてできた行には、タイムコードが入力されていませんので、これまでと同様にして入力します。

これで、タイムコード「00:41:60」から「00:43:01」の間で「たたいて!」の表示が行われ、「00:43:01」から「00:45:30」の間で「あなたの夢込めて」の表示が行われるようになります。このように歌詞をこまかく区切っていくことで、より精度の高い表示ができるようになるわけです。

6. 完成版サンプル曲を再生してみる

このようにして歌詞を細かく区切って、完成したファイルを用意してあります。「サンプル曲」フォルダ内-「サンプル(完成版).txt」を HackENT で開いて再生してみてください。曲と歌詞のずれが解消されているのが分かります。

このファイルを Rec で開くと…。

このように全ての歌詞が細かく区切られています。これによって以下のような場合でもスムースに表示されるようになります。

一行の中で、歌詞表示の進む速度が一定ではない場合

「カタカタ!」「ミラクル」でそれぞれ約1秒ですが、「きぃぼーど☆」は1秒強かかって表示されます。

ワードの間に、休みがある場合

「あっという間に」と「(はい☆)」「できましたっ!」の間で、休みがあります。そんなときは、タブを二個連続でいれると、見えないワードに対してタイムコードを入力できるようになります。こうしておくと、歌詞表示が進むのを行の途中で止めることができます。

これで Rec のチュートリアルは終了です。より詳しい情報は、「Rec マニュアル」を参照してください。

←はじめに/おもな特徴/動作環境・構成図↑目次HackENT の操作→