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“JoyHack System”とは、最初に誰が言いはじめたのか、今となっては知る由もありませんが、HyperJoy の部屋で持ち込みカラオケをすることをさしています。
その歴史は、2002年の年末にまでさかのぼります。その当時行われた5時間4セットの20時間耐久 DMNG(※)カラオケの際、1次会と2次会の間に急遽でっち上げた歌詞表示システムが原型となっています。
(※ DMNG:dameningenの略称。irc チャネル #dameTunes を中心としたグループ)
それは、「昔はカラオケボックスに DAT なんぞを持ち込んで未配信のアニソンを歌ったりしていたよねー」なんて話をしながら、「せっかくノートPCがあるんだから、それを利用しない手はない!」と手早く作ったもの。その日のシステムは黒画面に表示された3行分の歌詞を手動でスクロールしていくという、全く原始的なものでした。
その後、2003年4月には前バージョンである HackTNG がロールアウト。それから1年に渡って毎週のように持ち込みカラオケを実施する日々が続きましたが、その一方で開発環境に起因する機能・性能の限界も見え始めていました。
そこで、2004年からは一度作った HackTNG のコードを白紙に戻し、開発環境を REALbasic から Xcode に移行。新生 HackENT として生まれ変わることとなりました。Xcode のおかげで、最新の Intel Mac でもネイティブ動作が可能となりました。
今では歌詞データ作成用アプリや、無線 LAN 経由での曲予約など、様々なオプションとともに、持ち込みカラオケを楽しみまくるシステムとして日々成長を続けています。現在は、irc チャネル #dameTunes のメンバーによって、毎週のように持ち込みカラオケを開催し、現場に実際に投入してブラッシュアップを重ねている段階です。
また、Windows版も作成中です。コミックマーケット70(2006/8/13)、71(2006/12/31)にて、おためしα版が頒布されました(2007/4/8追記:おためしα版を公開しました)。
途中、仕事の都合もあり、着手から公開に至るまで3年以上もかかってしまいましたが、この度、まだ荒削りながらも公開できることを大変うれしく思います。
願わくはこのシステムを通じて、一人でも多くの人が楽しんでくれますように。そして一人でも多くの人と出会えますように。
2006.6.4 Nihondo
ムービー/静止画エフェクト/スクリーンセイバーエフェクト
再生する曲のメディアファイルとして、QuickTime で取り扱える形式のムービーを指定できます。音声のみのメディアファイルの場合は、用意した静止画をフェードさせながら切り替えたり、OS のスクリーンセイバーエフェクトを背景に文字表示ができます。
シンクロ再生モード
再生マシン上で再生中の曲情報をネットワークで共有することで、離れたところにある HackENT でほぼ同時に同じ曲を再生できます。(各環境で同じ曲データ・メディアファイルを保持していることが必要)
ボーカル優先再生モード
ボーカル入りのメディアファイルとカラオケのメディアファイルの両方を用意してあるデータでは、ボーカル入りを優先して再生することが可能です。練習の際や、HackENT を歌詞表示可能なメディアプレイヤーとして使う場合に便利です。
ボーカル/カラオケ切り替え
歌っている途中でも、ボーカル入りのメディアファイルとカラオケのメディアファイルを切り替えることができます。途中、うろ覚えの曲があっても、ボーカル入りにあわせて歌えば安心です。
ピッチを保った再生速度変更
早送りの際、ピッチを保ったまま再生速度を変更できます。
AppleRemote 対応
Apple 純正の赤外線リモコン、AppleRemote に対応しています。対応機種では離れたところからでも制御が可能です。
Wii リモコン対応
任天堂の Wiiリモコンに対応しています。Bluetooth 搭載機種では画面にあらわれるサイリウムを操作できます。
Webベースの予約画面
再生マシン上のWebサーバに、無線LAN経由でアクセスし、Webブラウザに表示された配信曲一覧からの曲検索、曲予約を行います。
参加者単位の曲予約リストの管理
曲予約のリストを参加者ごとに管理しています。それぞれのリストの一番上にある曲を順番に再生するので、大人数でも平等に順番が回ってくる仕組みです。それぞれのリスト内の曲順はドラッグアンドドロップで入れ替えることができます。
リアルタイム配信
再生マシン上の共有フォルダに曲データをアップロードすることで、新規配信曲がその場で歌えるようになります。
カラオケデータ作成アプリケーション Rec
曲のメディアファイルを再生し、リズムに合わせてタイミングよくリターンキーを叩くことで、簡単に曲データを作成することができます。
lrc/kraファイルのインポート
行頭タイムタグ付き歌詞ファイル(拡張子.lrc)やカラオケタグ付き歌詞ファイル(拡張子.kra)をなんとなくインポートできます。
JoyHack Systemは以下のシステム構成で動作します。
JoyHack System for Windows は以下のシステム構成で動作します。
JoyHack Systemは以下のような構成のアプリケーション、ファイルから成り立っています。
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