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なあ、これちょっとバカすぎないか。『仮面ライダー可憐』(映像技術部)。
夏コミ頒布のビデオ作品なのだけど、ちょっとだけ関わらせてもらいました。やっつけで作っちゃった「Eigi's High」ロゴはすぐ気づいたのだけど、亞里亞曼荼羅までこっそりつかってくれちゃって!
ああ、こんなにうれしいもんなのね。
照れ隠しというのはなんとなく心地よさを感じることもあるけれど、基本的にはお茶を濁しているのと同じことだと思います。
最近 Web でよく見る、「個人的には〜かと」という構文が多用されているのは、照れ隠ししたい、断定を避けたい、逃げ道を作っておきたい、という気持ちをそのまま書いてるんじゃないでしょうか。
笑わなくていいところに(笑)と書くのと同根かな。
そういう「逃げ」のない世界が『仮面ライダー可憐』にはあります。
妥協なく全力で「バカ」をやる、ということが、どれだけすごいことかは、やっている当事者にはわからないことです。だって「バカ」なんだもん。
しかし、『Think Different』なんて言葉を持ち出さずとも、この熱病のようなバカが、世界を変えてきたのだということは、結果論だけど納得できます。
その一方でバカと内輪のバカ騒ぎとは違うんだというところも見せてくれます。
勢いがあるのは言うまでもないことだけど、そのベクトルの調整にも時間をかけているのでしょう。単なる思い付きだけではない、緻密な計算も感じます。しっかり準備をした上で、ダイナミックに爆発する。『仮面ライダー可憐』は、そんな、世界を変えるバカの結晶であります。
内輪スパイラルでぐんぐん勝手に盛り上がっていきながら、外野を冷めさせない、のみならずそしてこのバカ集団に参加したいとまで思わせるこの力は、いったいどこから来ているのでしょう。
などということを、3回目を視聴しながら、考えていました。
1回目は爆笑しすぎで、2回目は鼻を鳴らしながらで、考える余裕なんかなかったけどNE!
完売しなかったらサークル解散する、とまで腹を決めて作られた作品と聞きました。
本気の想いなら、その時点で完売の種はまかれたはずで、果たして、しっかりと花が咲きました。
おめでとう、ありがとう。
またまたハイテンションで休む暇なく。しかしながら釘宮分補給には失敗。がぁ〜でぃあんHearts #3「温泉旅情純情派 秘湯めぐりの少女たちは見た!ドキッ、女だらけの大宴会!……ポロリもあるよ」/#4「チェルシーのマジカルバースディ」。
異常に長い3話のサブタイトルをみると、ほとんどあらすじのようでもあるけど、ポロリ以外はサブタイとあってません。
愛と幻の秘湯『愛裸舞湯』に一緒に入ったカップルは必ず結ばれるという。しかし、温泉に入ることが許されるのは一年に一度だけ。温泉の祭りを最も盛り上げた人にその権利が与えられる。つまり、盛り上げるためにはポロリ。
意味とか考えてる暇なく、ぐんぐん展開する話についてくのがやっと。これががぁ〜つの最大の魅力。「えっ、えっ?どうしちゃったの?」と開いた口を塞がずにのめり込むのが正解。
前回は激しく釘宮だったがぁ〜つですが、今回はトーンダウンしてます。各キャラにスポットをあてつつ、釘宮も立てるのは難しいのでしょうか。確かに1話ごとの尺は短いから。だけど、わがままな希望だけど、こっちは釘宮のほほ染めが見たくてがぁ〜つを観るわけですから、何とかがんばって盛り込んでほしいです。
てゆうかほほ染め自体が、ドタバタの影に追いやられてしまってて無念です。がぁ〜つは意味のよくわからないドタバタと、唐突なほほ染めとのギャップを楽しみたいのにねぇ。
釘宮をひん剥くのはいいけど、だったらちゃんと責任とってくれ!恥ずかしくて見てられないようなやつにしてくれたまい!
はじまりはいつもこの歌たちから椎名へきるが大宮ソニックを聖地と呼ぶような、そんな特別な場所が國府田マリ子ファンにもあって、それは日比谷野外音楽堂なのであります。
9月6日、日比谷野音で行われたマリちゃんのライブに参加してきました。
今回、参加を決めたのが先月末と遅かったのです。日程が発表になったころは、もう富山転勤が決まっていたので、勝手にあきらめていたのだけど、富山−羽田なんて 45 分のフライトです。距離を遠くしているのは自分自身でしかなかった、ということ。
そんなわけで、席はずいぶんと後ろのほうだったけど、もちろん楽しめました。
リクエストライブだったので、事前のファン投票で曲目が決まってました。それはそれは殺人的な曲目が…。
マリちゃんの場合、人気曲が最初の数枚のアルバムに集中してたりするんで、必然的に内容が古くなってしまうのですが、言い換えればあの熱い時代の曲が連発されるということなのです。
シューティングゲームに例えるならばボス連戦ステージ、みたいな感じです。普段のライブの大トリ曲が冒頭から登場しました。マリ子 Band のテーマ〜僕らのステキ〜Pure〜Happy!Happy!Happy!〜と繰り出されて、頭から最高潮にヒートアップ。
このあたりで、すでに何かのタガが外れていたのですが、加えてうちの隣の席の人が、ライブ初参加っぽい感じの人で、どうもこっちを意識してコール入れてるようだったのです。うちとしては、間違ったコールを見せるわけにもいかないし、年季を示すにはジャンプの高さしかないわけじゃないですか。
後先考えずに騒ぎまくって、終わった後もしばし呆然とその空間に残っていたのですが、周りの人も同じようでなかなかみんな帰りだしません。いたるところから聞こえてくる「合言葉は Bee!」「Happy!Happy!Happy!」のコールが耳に心地よかったです。
前日に 34 歳の誕生日を迎えたマリちゃん。「歳をいうと事務所に怒られるんだよね」と照れながらも、『愛の Crazy エプロン』でのエプロンコスは健在で、それはもう 95 年の Vivid ツアーの時と同様にかわういのであります!だけど、年月が、よりその姿に現実味を帯びさせているようでもあり、かわういってだけじゃなくてなんかドキワクでした。
加えて、『國府田マリ子の GM』が10周年という話もしてました。もうそんなになるのでしゅか…。『きんぎょ注意報』の朱子ちゃんを演じてたころ、友人に「くにふだマリ子の声かわいくない?」と間違った読み方を広めていたことが思い出されます。はじまりは12年前の、そんな恥ずかしい思い出です。
数々の懐かしい曲の洪水とともに、自分の過去を1ページ1ページめくられているような、心地よいような、気恥ずかしいような、不思議な空間でした。
PC ゲームのほうのダ・カーポでいちばん好きなのがことりだったりします。次は音夢ちゃん。いちばん泣いたシナリオはバナナロボ美春。D.C.〜ダ・カーポ〜 #10「あなたに聴かせたくて/サイドエピソード〜白河ことり〜」。
ことりのどこが気に入りかというと、「こんちわっす!」みたいな元気なところとか、事あるごとにびしっとサムズアップするのがとてもかわいいのです。学園のアイドルにしてはフランクな感じで、子供っぽいところもあって、それでいて実は大人っぽい下着だったりするのです。
繰り返し繰り返しプレイしていたので、アニメをみるときにフィルタがかかってしまってます。普段、原作付きだろうと何だろうと関係なく楽しんでいたつもりだったけど、どうもこの作品に限っては、原作をなぞってほしがっている自分に気づいてしまいます。ちょっと、いや、かなり損してる感じ。
というのもこのアニメ、カット割りが原作のイベント CG と同じだったりとか、原作のいろんなシチュエーションをいいとこ取りしていたりとか、ずいぶん丁寧にエピソードを再構築しています。だから過去にかき鳴らされた琴線にいちいち触れてくるのです。
PC のダ・カーポのシナリオは前半・後半にわかれていて、前半で攻略キャラが決まったら、後半は2人の世界になって掘り下げていく感じです。だから、本当の最萌えシチュはかなり親密になってから訪れるのです。例えば、音夢と純一のおでこで熱を測る日課も、途中からちゅっちゅちゅっちゅになって、「ねぇ、これ、日課にしようよ…」みたいな超絶頬染め展開が待っています。
アニメだと各キャラにフォーカスを当てないといけないから、八方美人になっちゃって、結局深いところまではいかなそうな予感もしますね。さくらシナリオが進んでいくと、初音島の枯れない桜の謎も解けたりするのだけど、そうなると音夢はほったらかしだしね。いいとこ取りにも限界はあるよね。
ことりの友達のみっくんが登場しました。彼女は、幹彦お兄ちゃんのことが大好きで、加奈子という名前があるのにお兄ちゃんの名前をあだ名にされているほどお兄ちゃんラブなのです。
アニメでは後ろ姿と、顔も半分切れてたりと、かわいそうな登場です。ゲーム本編では声だけで立ち絵も何もないのだけど、おまけディスクの『うたう絵本4』で、加奈子ショートストーリーが描かれています。
そう、ホントはこんなにかわいいのに!てゆうか別人じゃねえか!
2003年8月下旬のだめちゅんにっき