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ちぃたん日記

11月11日(月)

DVD(-R) にまつわる由なし事

Pioneer DVR-103 を 105 に換装しようと思い立って、103 の買い手を探したところ同僚がほしいと言い出したので 18,000 円で引き取ってもらうことになった。で、なぜか先払いしたいというので、ありがたく受け取ってしまったのだが、そのせいでちょっと追い込まれている。

別に引き渡しを急かされているわけではないのだが、やはり金をもらってしまった以上、早く渡してしまいたいと思うのが普通だろう。しかしながら現在の DVD 焼き待ち行列を処理してしまわないことには、105 が手に入る前にハードディスクが溢れてしまうのだ。引き渡しは待ってもらわざるをえない。とっとと 105 を買ってしまえば済むことではあるが、金がないのである。ちゅうか、今の財政で月末までに車検も受けないといけなくて、金策に走る以外に道はない。

さらに、CS 導入後、録画番組が飛躍的に増えてしまい、CM カットすら追い付かない状況である。CM カットして保存する時の再視聴時にアニメ日記を書くというルーチンワークも滞ってしまった。どこかで割り切って立て直したい。

一方で、就業時間はかなり有効に活用している。DVD から ISO-MPEG4 への変換作業を職場のちぃたん(PowerBook G4/500)で行っているのだ。ちぃたんというのは PowerBook G4“Titanium”から取った名前であり、別にうちはちょびっツファンではない…ということは繰り返しここで書いてきた。

で、先週、新しい PowerBook G4 が発表され、ようやく G4/1GHz に達したというのだ。これの意味するところは、つまり、現在職場で行っている MPEG4 作成が2倍速になるだろうということだ。G4/500MHz では 30 分のアニメのエンコードにおよそ 140 分を要する(ちなみに Dual 1GHz では平均 43 分である)から、通常、就業時間内に行える作業は3話分のエンコード、残業の日でも4話が限界である。G4/1GHz であれば2日で1クール分のエンコードも夢ではないだろう。そして自宅以外でも DVD が焼けるようになるということなのだ。

そういうわけで、先週の作業結果は以下の通りである。

うちの設定では、普通のアニメだと平均 190MB の MPEG4 が生成されるのに対して、ココロ図書館だけは特殊で、最小で 150MB となっている。図らずもココロ図書館の止め絵の多さを数値化してしまう結果となったわけだが、この作品では、動くべきところはちゃんと動いているので気にはならない(音楽に助けられているシーンは多数あるけど)。

ちなみに今週は、ナジカ電撃作戦の週である。

11/11 @167

11月13日(水)

ISO-MPEG-4 電撃作戦

そろそろ、QuickTime 6 による ISO-MPEG-4 の作成も日常化してきたので、ここでまとめておくことにする。ISO-MPEG4 作成のための道筋はいくつかあって、設定項目も多数あるのだけど、ここでは MPEG2, MPEG-4 を入力とした場合の代表的なケースのみとしておく。

1.「ムービー から MPEG-4」を用いた書き出し

入力ファイルは .vob .m2v .mpg .mp4 などの映像ファイル、.aiff .mp3 .mp4 などの音声ファイルとする。なお、QuickTime Player で .vob .m2v .mpg を開くためには、「QuickTime MPEG 再生コンポーネント」が必要である。

パラメータ設定

ここで、ビデオトラック、オーディオトラックに .mp4 を使用した場合は、一般タブ内のそれぞれ「ビデオトラック」「オーディオトラック」の項目において「そのまま」が選べるようになっている。この「そのまま」が大変重要なポイントで、実はこれを選ぶと .mp4 の再圧縮が行われないのである。

「そのまま」

つまり、こういうことだ。mpeg2decX で生成した .mp4 に音声を追加するときでも、再圧縮なしで .mp4 にまとめあげることができるのだ。これまで .mp4 に音声を追加したムービーは .mov として保存していたが、その気持ち悪さともお別れというわけだ。この「そのまま」情報は、ひさ@ひさひみの“日記”が、irc #dameTunes に降臨され、賜ったものである。ひさひみは神!

2.「ムービー から QuickTime ムービー」を用いた書き出し

書き出しの実行までは前項と同じだが、より詳細なパラメータを設定したいときに使用する。共通部分は省略し、書き出しのところから始める。

  • 「書き出し... (cmd-E) 」を実行し、表示されるダイアログで書き出し方法を「ムービー から QuickTime ムービー」と設定する
  • 「ムービー から QuickTime ムービー」

  • 「オプション...」から書き出しのための設定ダイアログに遷移し、パラメータ設定を行う
  • パラメータ設定

  • ビデオ設定を「MPEG-4 ビデオ」、サウンド設定を「MPEG-4 オーディオ」としそれぞれ詳細な設定を行う
  • 「MPEG-4 ビデオ」の設定項目

    「MPEG-4 ビデオ」の設定項目で目を引くのは「高速圧縮」と「高品質圧縮」の選択ができる部分だろう。そこで、この設定だけを変更して書き出しを行ってみた(ソースにはナジカ電撃作戦 OP を使用、106秒 )。書き出しを終了するのに「高速圧縮」では 215 秒、「高品質圧縮」では 248 秒 であった。

    さらに、前項の「ムービー から MPEG-4」を用いた書き出し方法との比較を行うべく、上記の設定(130KBytes/秒)にあわせて、データレートを「1040キロビット/秒」として書き出しを実行した(この2つのダイアログでは単位が違うのだ)。すると、214秒という結果が得られた。ソースが短いので断言するのは危険かもしれないが、「ムービー から MPEG-4」による書き出しは、「高速圧縮」のアルゴリズムを使っているものと推測できる。

    では、「高速圧縮」と「高品質圧縮」はどの程度画質に差を生むのか。以下、「ムービー から MPEG-4」「高速圧縮」「高品質圧縮」の順番で画像を並べてみた。

    「ムービー から MPEG-4」「高速圧縮」「高品質圧縮」

    一見して違いが分かる。また、ファイルサイズはそれぞれ、14.4MB, 14.4MB, 14.3MB となり、「高品質圧縮」のほうが画質、圧縮率ともに高いことがわかる。

    さて、ここで得られた2種類のムービーファイルは、拡張子が .mov である。しかしながら前項で示した通り、これは再圧縮なしに .mp4 に変換することができる。ファイルを開いて、「ムービー から MPEG-4」を用いた書き出しを行い、「ビデオトラック」「オーディオトラック」の項目において「そのまま」を選択すればよい。

    これによって、前項よりもさらに高画質な ISO-MPEG-4 を生成できることになったというわけだ。

    3.mpeg2decX を用いた書き出し

    最近気になっていたのだが、どうも前項までの方法で作成した .mp4 は、絵が大きく変わる時に違和感があったのだ。じっくり見てみると、 何と呼ぶべきかわからないが“インタレースみたいな”コマがあるのだ。しかし、mpeg2decX で書き出したときはその違和感を感じない、ということも経験的に分かっていた。そこで、今回まったく同じ設定で書き出して比較してみることにした。ちなみに「QuickTime MPEG 再生コンポーネント」を未購入であれば、.vob .m2v .mpg からのエンコードには、mpeg2decX を使うことになるだろう。

    mpeg2decX

    mpeg2decX では、QuickTime ボタンをクリックして、パラメータ設定を行うことができる。ここでは「MPEG-4 ビデオ」を選択し、前項と全く同じパラメータをセットした。それによって書き出した映像を比べてみると、QuickTime Player で書き出したほうには、コマとコマの間にその橋渡しをするようなコマが存在しているのである。これが違和感の正体である。

    これまでこの違和感は、MPEG-4 の書き出しアルゴリズムにあるのだろうと思っていたが、まったく同じ設定で書き出しているのだから、むしろ映像ソースの入力に差があると見た方がよい。つまり、mpeg2decX による MPEG2 のデコードと、QuickTime MPEG 再生コンポーネントによるデコード結果は異なっていると推測できる。

    映像ソースの入力の差

    それでは、何でもかんでも mpeg2decX にしたほうがいいのか、という話になると、それは「お好みで」ということになる。橋渡しのコマがあることによって再生がスムースになっているのだ。逆にmpeg2decX では、画面スクロール時などに顕著なのだが、コマ落ちのように感じる瞬間があったりするのだ。なんとか設定で回避できないものか。このあたりは不勉強なので不安である。

    さて、話を戻そう。こうしてできた .mp4 に、前項までで述べてきたように音声を追加して、「ムービー から MPEG-4」で書き出す。この時「ビデオトラック」を「そのまま」にしておくのを忘れないこと。そうすればオーディオのエンコードだけを行ってくれる。

    実は、ここでちょっと先回りをしようと思って、mpeg2decX で映像を MPEG-4 エンコードしている裏で、QuickTime Player で音声を MPEG-4 エンコード(AAC)してみた。もちろん同時に行うことができるのだが、これらをくっつけて、「ビデオトラック」を「そのまま」、「オーディオトラック」も「そのまま」にして .mp4 に書き出したら、何だか雑音が入ってしまった。この方法だと、書き出しのプロセスがいきなり「独立再生形式で保存しています」から始まるから、ぜひとも使っていきたいのだが、もう少し検証が必要だろう。

    4.ISO-MPEG-4 の編集

    「そのまま」を使うことによって、QuickTime Player で CM カットなどの編集をした MPEG-4 を「そのまま」.mp4 にすることができる。MPEG2 で CM カットを行う場合はどうしてもグループ単位のカットになってしまうから、MPEG-4 にしたあとでより細かい編集を行うのもよいだろう。

    5.まとめ

    ええと、うだうだと書いてきたけれども、要するに、こういうことだと理解している。

    QuickTime の圧縮設定で、画質を優先させたければ「高品質圧縮」。速度を優先させたければ「高速圧縮」とする。

    MPEG-2 の入力には、“インタレースみたいな”コマが生じるのがいやなら mpeg2decX を。橋渡しのコマがないことによるコマ落ち(的なもの)が気になるなら、QuickTime Player を使う。

    mpeg2decX で感じるコマ落ちには、対処方法があるのだと思うのだが、それを試行錯誤して探すのにはおっくうである。なぜなら、ISO-MPEG-4 の最大の利点はその作成スピードにあるのであり、言い換えれば、ルーチンワークとしても苦にならないということなのだ。

    うちを取り巻く環境には、画質よりも“スピード”が求められている。

    11/12 @839

    11月14日(木)

    シスター・プリンセス Re Pure #7「魔法の言葉/千影」

    話としては特筆すべき内容ではないし、作画だって神がかってはいないし、水樹奈々だって演技と呼べるようなことはしてないし…。だったら、どうして観終わったあとに半泣きになってたのだろう。亞里亞ちゃんさいこう。シスター・プリンセス Re Pure #7「魔法の言葉/千影」。

    シスター・プリンセス RePure #7「魔法の言葉/千影」

    魔法の言葉を魔法の言葉たらしめるものは何か。それは、想いであり、行動である。想いなくして言葉には力が宿らないし、行動以外に言葉の正しさを証明する手立てはない。

    言うだけであれば誰だってできる。しかし、強い願いや意志を言葉にのせることは容易ではない。意志ある言葉によってこそ人は突き動かされるのであり、逆に言えば熱意のない言葉では人が離れていってしまう。言葉の温度というものを、相手は結構敏感に感じとっているものだ。

    想いをのせた言葉が、嘘ではないと証明するためには、行動する以外にない。行動が伴わない言葉は、幻想であり、妄言であり、要するに「口だけ」ということだ。どんなに強い想いを込めていようとも、行動なくしては現実とはならない。行動のない言葉を繰り返し発していると、説得力がどんどん薄れてゆく。よく物欲アイテムを紹介して「絶対おすすめ」とか「これは買いかも」とか言いながら、自分は買わないサイトオーナーっていますね。

    自分の想いが人にも伝わって、自分だけでなく他人も行動できるような、いつか、そういう言葉を紡いでみたいものだ。

    何の話だっけ。そうそう、シスプリ。今回、亞里亞がものすごく元気に思えたし、静かながらも意志の強さも感じることができた。無垢ということはそれだけですごい力があるのに違いない。不思議ワールドばかり強調されがちな亞里亞を現実世界の住人に定着させるということは、言い換えるならば、これもまた「Re Pure」と言ってよいであろう。

    ところで、ドリル属性な兄やが語るこんな言葉に、説得力は発生するものだろうか。

    11/14 @129

    11月18日(月)

    鬼気迫る勢いで DVD を焼き続ける人の日記

    DVR-A05JPionnerDVR-A05-J を購入し、Mizuho(QS2002 Dual 1GHz) に搭載した。これまで使ってきた、DVR-103 から 105 へのアップグレードとなる。

    目的はもちろん DVD-R の4倍速書き込みである。Toast でも DVD Studio Pro でも問題なく4倍速での書き込みが可能であった。また Mac OS X 10.2.1 では非対応であったが、10.2.2 アップデートを適用したあとは Apple システム・プロフィールでの表示が「完全に対応しています」に変わったので、OS レベルでもサポートされていることになる。

    ところで、4倍速と言っても今ひとつピンと来ないので時間を計ってみることにした。Pioneer 言うところの、高速記録対応のDVD-Rディスクを使用すれば4.7GBのデータを約15分で記録できます、というのを実測してみたのだ。結果、3.4GB の書き込みに 11 分。ということは、まったく期待通りの速度で書き込めていることになる。すばらしい。

    また、従来機と比較して、CD-R16倍速記録、CD-RW8倍速記録、再生時最大32倍速というのもうれしい限りである。これまで iTunes でのリッピングが 6 倍速程度だったのが、12倍近い数値が出るようになった。今や、リッピングの速度は読み出し装置に依存する時代であるのだから、この進歩は大変うれしい。DVD の吸い出し速度も雲泥の差で、旧ドライブの「なんでもできるけどすべてが遅い」という欠点は、過去のものとなった。

    しかしながら、すべてうまくいくわけではなくて、問題点もある。まず、4倍速対応メディアがまだあまり普及していないということである。ショップでも売り切れとなっていることが多い。かといって Pioneer 純正のは1枚590円で、なかなか手が出る物ではない。今回は試し焼きをしたかったので、泣く泣く3枚購入してみたが、やはりもっと安いメディアが豊富に流通してくれるのを期待するしかない。

    もう一つの問題は、焼きが速すぎる、ということである。最近、動きのあるメニューやタイトルをつくろうとしていて、Flash ムービーを MPEG2 に変換したものを利用するなど、ちょっと定型的なボタン配置から脱却しようかと試みていたのだ。Flash は QuickTime Player で開くことができるので、DVD Studio Pro 付属のエンコーダで MPEG2 に書き出すことができる。そうすれば少しはオリジナリティーも増すだろうし、ルーチンワークっぽい DVD 作成に彩りを添えることもできる。

    今日のDVD

    で、普段ならこのメニュー作成の作業は、バックグラウンドの DVD Studio Pro で焼きながら、PhotoShop やらなんやらで作業していると、ちょうどよく焼きあがりのタイミングと次の DVD 用のメニューができるタイミングが一致していた。しかし、DVR-105 にしても単に焼き上がりの方が速いというだけで、メニューが早くできあがるわけではないわけだから、結局のところ作業時間は変わってないという落とし穴があった。

    11/17 @801

    11月19日(火)

    Dearest、Dearest、Dearest!

    Dearestここのところ、ほとんど毎週の勢いでカラオケに行っていて、その度に配信予定になっているはずのあの曲が配信されてなくてがっかりしていたのだけど、先週末、一年越しの夢がようやく叶った。ようやく HyperJOY で歌ってきたのは、あぃまぃみぃ!ストロベリー・エッグ OP『Dearest』。繰り返し3回ね。

    ちょっと過去の日記をひも解いただけでも、「DMNG御用達HyperJOY」(2001/9/1)、「DMNG御用達HyperJOY(その2)」(2001/9/15)、「日々の積み重ねがあってこそ楽しめるダメカラ」(2002/2/18)、「56010、56010、56010…」(2002/7/13)、「祝!Dearest 配信!」(2002/9/4) といった感じで、Dearest 狂いみたいになってるわりには、実際歌ってみるとうろ覚えのところもあってショックであった。

    さらに今回のカラオケでは、不意打ちのようにぴたテン OP『Wake Up Angel〜ねがいましては∞(無限)なり〜』が配信されていたのも、かなりうれしかった。こっちは DAM G128/G50 のほうが配信が早かったみたいで、最近の DAM の攻勢も無視できない。HyperJOY と競うように熾烈な争いを繰り広げながら、どんどんアニカラを配信してもらいたいものだ。

    ちゅうことで、プリピュア OP『まぼろし』やら、りぜるの『はじめて♥しましょ』とか、PCのギャラクシーエンジェルのテーマ『Eternal Love』とかさぁ。一般人にはとても歌えないような林原の KOIBUMI とか入れてる暇があったら、G-on らいだーす ED『ミラクル☆パジャマ』を入れるとかさぁ、もっと楽しいのを入れてほしいもんだにゃー。

    だいたい、あれは、歌えたとしても楽しいかどうか…(以下略)。

    11/18 @674

    piano #1「感情を込めて〜con sentimento〜」/#2「やわらかみを持って〜con tenerezza〜」

    Piano #1「感情を込めて〜con sentimento〜」/#2「やわらかみを持って〜con tenerezza〜」昨年末だったらココロ図書館。今年はこれがある。だからココロに余裕がうまれる。piano #1「感情を込めて〜con sentimento〜」/#2「やわらかみを持って〜con tenerezza〜」。

    1話は、主人公の野村美雨がピアノのレッスンに楽譜を忘れたと思い込んでいたんだけど、実はかばんの中に入ってた、というお話。それで起承転結になるのかといえばもちろんならないのだが、そういうもんだよな普通の生活って。一日のはじまりから終わりまでの間で起承転結だったら、どんなに面白いだろう…いや、どんなに疲れるだろう。ま、そんな感じで日常の風景を切り取ったら、こんな感じになるのかもしれないけど、うちの日常はもっともっと無味乾燥としてるなぁ、とか思ってもしまうのです。

    2話では、美雨の両親の結婚記念日なのにお父さんの帰りが遅かったり、ねこが外に出ていっちゃったりして、あたふたと。

    そうそう、家ねこが外に出ちゃうと大変なんだよ。近所を探そうとしても、夜だとなんとなく声が出しづらかったりするし、かといって直接ご近所の軒下を探すわけにもいかないし、なんとなく気恥ずかしかったりもするんだよね。ねこが出ていってしまうのは、まあ大事件ではあるのだが、よくある話でこれまた日常的。日常を重ねれば重ねるほど事件が起こった時のショックが大きいけれど、この作品ではあくまで“あり得る”日常を、一日まるごと切り取っているというところに意味があって、それが視聴している自分にかなり近いところまで寄り添ってくるのである。

    透明感のある川澄綾子の演技と、藤島キャラが絶妙。ちょっと髪型に特徴付け過ぎかもしれないけど、些細なことです。それから川澄綾子作曲・演奏によるメインテーマもしっくりきていて、お気に入り。録り逃すと激しく後悔しそうだけど、買ってまで観るというほどでもないような、まあ、そんな感じ。

    11/18 @813

    まほろまてぃっく 〜もっと美しいもの〜 #8「祖父と孫と」

    まほろまてぃっく 〜もっと美しいもの〜 #8「祖父と孫と」優くんのおじいちゃんとの他愛無い会話を描きつつも、何げに重要な回。まほろまてぃっく 〜もっと美しいもの〜 #8「祖父と孫と」。

    首領様こと近衛優一郎おじいちゃんがはじけまくりで、すごい。先日のスーパーチャンネルの『スタートレックまるごと12時間!』でね、DS9 最終話までの 10 時間近く最もシリアスな玄田哲章声を聞いていたから、延々と優くんをけしかけてまほろさん、みなわちゃんのお風呂を覗こうとするエロじじいキャラを見てると、なんだか混乱ぎみ。この回を観ながら DS9 を思い出してるようではいかん。さらに前出の特番の合間で玄田哲章のご尊顔を幾度となく拝見してたものだから、それも被ってしまうという問題が…。

    まあそんなこんなで、優くんのおじいちゃんがヴェスパーの首領様であって、つまりは優くんのお母さんの父親であろうということが解った(名字が違うから母方と予想)。また、自ら台本を手に切々と語るところによれば、首領様の別れた妻の名前が“りさ”だってことも解った。それは原作5巻第3話「あしたはかぜになる」に登場するセイントの女性の名前だし、りささんと地球人の男性の間には子供があったとも話していたから、どうやらその子供ってのは優くんのお母さんっぽいよねぇ。

    とにかく派手な動きこそないにせよ、目は離せない展開である。ということで、来週のみなわまてぃっくを震えて待つ!

    みなわまてぃっく

    11/19 @503

    11月20日(水)

    超重神グラヴィオン #6「斗牙の休日」/#7「渚のドリル少女」

    超重神グラヴィオン #6「斗牙の休日」/#7「渚のドリル少女」なんかね。もう、クライン・サンドマン好きです。超重神グラヴィオン #6「斗牙の休日」/#7「渚のドリル少女」。

    「グランナイツの諸君、合神せよ!」と叫ぶところからして笑えるのに、最近はちょっとサンドマンも弾け気味で、お茶漬けをかっ込んだり、波乗りで息巻いてみたりと楽しいのだ。

    ようやく脚本に余裕が生まれてきたというか、キャラが説明以外の言葉を話せるようになってきたというか、軟着陸してくれたようなので、どんどん面白くなってきている。開始当初はもうキャラクター出し過ぎで、観ていて把握できなかったし、それぞれの特徴を描くだけの尺が与えられていないからふらふらした状態だったのだけど、ここにきてようやく落ち着きをみせている。それでもなお、戦闘シーンとのバランスはよくないかも。

    7話サブタイトルの「渚のドリル少女」ってのは、あれね。琉菜がグラヴィトン・トルネード・パンチによるドリル特攻をかけるから、ドリル少女なのね。てっきり新キャラ投入かと思ってしまったよ。だって、そうだろう、ドリル少女といったら、普通リュミエールとか亞里亞ちゃんとか想像するでしょう?それが額面通りにドリルだなんて…。

    でも、まあ、今回のエピソードのおかげで、視聴テンションは持ち直した感じ。

    11/19 @705

    小説「キディ・グレイド[1]」

    小説「キディ・グレイド[1]」アニメの脚本が先なのか、この小説が原作なのかは分からないが、いずれにしてもこのくらいのバックボーンがあれば、このあとのアニメの展開も安泰かなーと思わせてくれる。小説「キディ・グレイド[1]」。

    基本的にアニメで観た話とストーリーはまったく同じなのだけど、アニメでは語られなかった設定が随所にみられる(一つびっくりしたのがあった!)。また、サイドストーリーとまではいかないまでも、重層的に話が展開しているので面白い。つまり、同じタイムラインでエクレールとリュミエール以外の ES メンバーが動いているのが、より詳しくわかるのである。

    他のメンバーの動きや、黒幕の画策が同時進行しているのが明らかになると、今度はエクレールとリュミエールの動きが見えてくる。この“目立つ”二人の役回りは、いつも陽動っぽいのだね。

    いずれにしても、キディ・グレイドの 20 分あまりとは思えない密度の濃さは、ノベライズでも感じることができる綿密な設定に裏打ちされているのだと感じる。

    11/20 @168

    魔法遣いに大切なこと[1]

    「魔法遣いに大切なこと[1]」見習い魔法遣いの研修を受けるために上京してきた菊池ユメが、さまざまなクライアントの願いを叶えながら、魔法遣いとして成長していく物語。「魔法遣いに大切なこと[1]」。

    来年1月からテレビ朝日、CS ファミリー劇場で放送される作品のコミック版なのだが、もともと大映にドラマ作品として持ち込まれたものの、アニメの方がいいだろうということでアニメ化されることになったという面白い経緯があるらしい。

    そのため、いわゆる魔女っ娘ものとは一線を画しており、現実の中で、誰かの願いをかなえるということへの喜び、ジレンマ、葛藤に満ちた良作であるといえる。

    そのスタンスは、タイトルにも表れているように思うのだ。“魔法使い”ではなく“魔法遣い”。魔法を用いるのではなくて、ココロを配る“気遣い”と同じである。誰かの願いを叶えるために、直接的な支援をすべきなのか、それとも自立を促すべきなのか、そんなユメの葛藤をこれからも読んでいきたい…とおもったら、あれね。2巻で終わっちゃうのね。さびしい…。

    11/20 @386

    神無[カンナ][2]

    神無[カンナ][2]うあーかわうい。ずいぶんと長いこと待ってたような気がする。渇望してた。おきらくコスプレ伝奇コミック(だってそう書いてあるんだもん)「神無[カンナ][2]」。

    萌え伝奇ものとしては、霧巫女の原作も捨て難いところだけど、今や過度に期待してはいけない作品になってしまったので、神無ちゃん(8さい)激萌えということでいく。現世と幽世の間で展開していくストーリーに類似点も感じるけれども、「神無」のほうがちょっと迫力があって、コミックとしてはこっちのが好きです。逆に霧巫女のほうには、より幽玄を感じるのだけれど、今後はどうなっていくやら。宇川さんは、アニメ版に引きづられないといいなぁ(結構危険では)。

    神代の文字なんかを調べてくれる“先輩”が、神無にとっかえひっかえ版権無視のコスプレをさせて、実は神無本人もまんざらではないようなところも、不必要なフィーチャーだけれど気にいっているところ。あと、神無の幽世でのお友達だったまおちゃんが、すんごいかわいい。

    なんかアニメ化してほしくなってきたなー。あ、30 分の枠で NE!

    11/20 @569

    2002年11月上旬のちぃたん日記