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12月 1日(土)
その素敵な奇跡を…再び、「ARIA The CONCERT」
「泣きたくなるほど幸福な音楽」が今宵あなたを包みます。豪華アーティストが贈る、一生に一度、一夜限りのユーフォリア。
そんなキャッチを冠した奇跡のイベント「ARIA The CONCERT」が11月30日、日本青年館大ホールにて催されました。
不思議なんです。ずっと。毎晩毎晩繰り返し聴いていたサントラの音楽が、どうして、目の前の楽器から鳴っているのかと。アテナさんのカンツォーネが、どうして、圧倒的な声量で直接迫ってくるのかと。
ああ、そうだ、これは奇跡なんだ、と本気で思いながら口半開きで聴いてました。
「これより素敵な、ARIA の世界にご案内させていただきますのは、私、水無灯里役の葉月絵理乃です」。
そんな、しっとりと、やさしいナビゲーションからスタートした「ARIA The CONCERT」。まずは、劇伴をつとめる Choro Club feat.Senoo のステージで一気に ARIA の世界に引き込みます。
<Choro Club feat.Senoo>
- そして舟は行く
- ゴンドラの夢
- AQUA
- 運河はめぐる
- アクアアルタ日和
- Samba de AQUA
- オレンジの日々
なんなんでしょう。この幸せな空間は。さっきも言ったけど、もう脳にしみこむほど聴いた AQUA が目の前の楽器から奏でられてるのが不思議で不思議で。
ギターの音色ひとつで、もうそこはネオ・ヴェネツィアになっちゃうんですね。(※)
<河合英里>
- 満月のドルチェ(ピアノ:妹尾武)
- コッコロ(ピアノ:窪田ミナ)
- バルカローレ(ピアノ:窪田ミナ)
幸せすぎて半分溶けかかった脳を一気に起こしてくれたのは、圧倒的な声量で迫るアテナさんのカンツォーネでした。
生バルカローレ。この迫力の前にはもう言葉を失うしかなくって。語る言葉がなくても感動を伝えたいときは一体どうすればいいんでしょう?(※)
<牧野由依>
- ウンディーネ(ピアノ:窪田ミナ)
- ユーフォリア(ピアノ:窪田ミナ)
- シンフォニー(演奏:ROUND TABLE)
窪田ミナのピアノに合わせて、歴代主題歌を歌い上げた後は、ROUND TABLE の演奏で「シンフォニー」。
劇中でも泣かされたアレを生で聴いて泣かないはずないじゃないですか。聴くだけで幸せな思い出がよみがえってくるなんて、この歌って、幸せをしまっておける宝箱みたいですね。(※)
<ROUND TABLE Feat. Yui>
- 夏待ち
- Rainbow(+葉月絵理乃)
- Just For You(+葉月絵理乃)
ROUND TABLE Feat. Nino の Nino さんは海外からボイスメッセージで参加。このステージでは、なんと牧野由依が Nino の代役ながら見事に歴代エンディング曲を歌い上げます。
Rainbow では途中からえりしーも参加してツインボーカル。そのまま Just For You では、ROUND TABLE の北川さんが参加者をけしかけて、ずっと静かに曲を楽しんでいた会場も一転して総立ちで盛り上がります。
事前のコールの練習みたいなとこで、えりしーのジャンプのタイミングが合わないのを、北川さんがいじるのが楽しかった!
ところで、由依ちゃんが細かく歌い方を変化させながら、曲を表現していく様子は、まさに「演技」と呼びたいです。
Nino さんの真似にならないように気をつけたそうですが、歌い手さんが変わるだけで、ずいぶん印象が違います。同じキャンバスでも絵筆が違えば、それぞれの色に染まってしまうんですよね。(※)
<葉月絵理乃>
- 明日、夕暮れまで(演奏:ROUND TABLE+妹尾武)
- Smile Again(演奏:妹尾武)
ARIA The OVA 〜ARIETTA〜エンディング曲「明日、夕暮れまで」。実はいちばん好きな曲はこれです。えりしーがソフトに奏でる高音部分が好きで好きでたまりません。
灯里の「どうして私を選んでくれたんですか?」という疑問に答えるために、アリシアさんがとった行動。そんな二人の素敵な一瞬を彩るために生まれた歌です。アリシアさんが灯里の手を引く姿が浮かんできませんか?(※)
<Sonorous>
- 七色の空を
OVA からシリーズ初参加となる Sonorous さんが、ARIA The OVA 〜ARIETTA〜 オープニングを弾き語りで歌い上げた後は、なんと客席から佐藤順一監督が登場。
このコンサートが行われるきっかけは奥さんの一言だったと明かします。そこから、小さな奇跡が積み重なって生まれたコンサート。果たして会場の一人一人にとっても奇跡と呼ぶにふさわしい大切な時間になりました。
「この先もずっと、みなさんのもとにネオヴェネツィアのやさしい時間が降り注ぎますように」、とえりしーが最後のナビゲーション。ついに最後の曲です。
<Choro Club feat.Senoo+河合英里>
- サンタクロウスの空
「泣きたくなるほど幸福な音楽」って、ものすごく的確なキャッチだったのだな、と今、思います。だって、ほとんど全ての曲で意味不明な涙が出てくるので、もう拭かなくてもいいや、みたいな感じになってましたから。
一生に一度、一夜限りのユーフォリア。確かに、この幸せを超える幸せなんて、そうそうあるもんじゃない気がします。でも、一度きりなんて思いたくありません。さとじゅんも「スプリングコンサートもぜひやりたい」なんて言ってましたしね。
たくさんの人たちの想いが集まって生まれた、素敵な奇跡。みんなが願えば、また必ず奇跡が起こるに違いありません。(※)
(※)該当箇所の表現について「恥ずかしいセリフ禁止」を禁止します。
2007/12/ 1 02:39