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新・勇者さまことロボ部のクロが、最新の PowerBook G4 15inch を買いました。ほとんど女医ハックのために買ったようなもんだそうです。それと時をほぼ同じくして、女医ハック用データ作成環境である Rec が Windows でも動き始めました。
そんなわけで久しぶりに女医ハックがらみの話です。
Rec for Windowsは、まだちょっと不安定なのですが、一通りは再生用の曲データが作成可能になりました。再生環境の Hack TNG もこちょこちょといじくっていて、曲予約の方法とか、クライアントから画面上にメッセージを表示できる機能などを追加して、ちょっとしたコミュニケーションも可能になりました。
自作カラオケというとどうしても、動画とか目立つ部分に気を取られてしまうと思いますが、もっとも重要なのは曲の予約キューの処理であると思います。かつて、DAT を持ち込んでいた頃や、女医ハック黎明期もそうでしたが、曲予約が手動だと正直言って興ざめでした。この何とも言えない“間”を排することに重点を置くべきです。
いま開発中の Hack TNG(2nd season) では、クライアントから予約キューを表示すると、予約者名を表示するようにするなどして、円滑なローテーションを実現しようとしています。また、曲の予約において、一つのキューではなく、クライアント単位にキューを持たせて、各キューから順番に曲を取り出すことによってまんべんなくみんなが歌えるようなシステムも導入します。自分のキューの内容はいつでも自由に変更可能です。
これまで、女医ハックでは開始直後から一気に 30 曲くらい予約キューにたまってしまって、そのままカラオケ終了まで突っ走ってしまうのですが、そのあたりの問題を解決しようというわけです。15 人とかで大部屋で歌うとたいそう気持ちいいのですが、歌う順番がなかなかこないと、結構へこみますよね。
日記が2週間も止まっていたのは、こんなふうに開発に打ち込んでいたという事情もあるのですが、もうひとつ日記どころではないほどハマっていたことがありまして。
アニソンカラオケにはつきもののボイスチェンジです。各社のカラオケを渡り歩いて、HyperJoy のボイスチェンジが一番性能がいいと結論づけたのですが、それを家でも実現したいと思ったわけです。
セガカラ for ドリームキャストそこで、中古屋でドリカラを買ってみたのですが、これはセガカラ同様、声がこもり気味になってしまいがちなので却下されました。しかし、ドリカラっていま激安なんですね。980円でした。セガのことだから、いつサービスやめるか気が気じゃありませんが、980円なら許せそうだよね。
VoiceMachine次に試してみたのは、VST plugin の VoiceMachine というやつ。Cubase SX 上で動かしてみました。
これだと、なかなかきれいなボイスチェンジになります。フォルマントとピッチを変えるだけでなく、ビブラートのシミュレートまでしてしまうんですが、ちょっと問題があって、リアルタイムとはいえ、ちゃんとしたインタフェースを使わないと、結構遅延しました。間違ってもオンボードのマイク端子から入力しようなんて思っちゃいけなかったのですね。
あと、ちゃんと発音しないとだめで、息を吐くような発音をすると、ノイズでばりばりな声になったりしました。
そんなわけで、リアルタイムでボイスチェンジさせるには専用機が必要、と思って、中古の VT-1 を物色していたのですが、まだまだ高いのです。それにこれを買っても結局インタフェースの問題もあるな、と思って諦めかけていました。
UA-100Gなんと解決策がありました。ローランドの USB MIDI インタフェースの UA-100G という機種が、エフェクタ付の USB オーディオインタフェースで、それには、VT-1 相当のボイスチェンジャーが内蔵されていたのです。
PC の制御ソフトには VT-X と表示され、VT-1 っぽいコンソールで気分がでます。
いろいろ紆余曲折ありましたが、UA-100G は、かなり気持ちいいボイスチェンジです。息を吐くように発音してもきれいに変えてくれます。美しいボイスチェンジには、いろいろコツがあるのですが、そのあたりも再確認できました。
こんなことをしながら2週間、日記も書かずいろんなパターンで遊んでいました。セルフバーニング最高。
2003年9月中旬のだめちゅんにっき