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5月 7日(木)
奇跡の新房リスペクトリミックス「dameMixx21年4月号 新房みくす」を聞くのに一ヶ月かかった
人類の至宝「だめみくす」シリーズ最新作「dameMixx21年4月号 新房みくす」が 4/7 に公開されてました。まずは全員聞くべき。そして友達全員に紹介するべき。
ほぼすべての新房昭之監督作品から、曲と音・セリフを切り出して再構成したという、人知を超越したリミックスです。
さて、いつものように公開と同時にこの新だめみくすにどっぷりと浸かろう、と思ったのですが、「あれ、ちょっと待てよ」と。
これまでのシリーズと決定的に違うのが、製作時点で旬なアニメ曲から切り出したりとかじゃなくて、新房監督が軸になっていて、大きく歴史をまたぐリミックスになっているということ。
いや違う、そんなことじゃない、とてつもなく巨大な新房リスペクトが根底に流れているということだ。
そこで決めた。
一、新房作品で見てない作品があったら全部見る。
二、新房作品だと思って見てなかった作品があったら見直す。
三、新房作品で何となく見直したい作品があったら見直す。
その上で、この新房みくすを聞こうと決めたんです。新房リスペクトを共有しようと。
実は、我が家はだめみくす製作の作業場のひとつであったので、プロトタイプを聞く機会は結構あって。でも、その度に本気で聞くのを我慢してて。感想も言わずに。
というわけで、4月7日から(正確にはもうちょっと前からだと思う)数えて、およそ1ヶ月目の今日、新房作品を見終わりました。何となく見直したい作品があったら見直す、が大きなハードルだった!
若干駆け足気味(一部倍速再生…)ではあったけど、GW 中のラストスパートはホントにすごかった。こんなに連続でアニメ見たのは何年ぶりかと。で、その朦朧とする意識の中で、叫びたくなった瞬間が何度もあった。新房すげえ!と。
この視点、この背景、この緩急、この演出、このイタズラ、この誠実さ!
仕掛けに目がいきがちだけど、違うんだ。世界を感じるんだ。古い方から順番に見ていったのもよかったのか。今はあえて分類すると「新房」と「それ以外」ってなっちゃうのがもどかしいけどね。
で、その新房リスペクトヘブン状態で、新房みくすを聞くとどうなるか。
新房作品の放映期間がこの一ヶ月に凝縮され、さらにそれが 11分18秒という一曲に凝縮された…。熱いみそ汁を流し込んだときに、自分の内臓の形が手に取るようにわかるような、そんな全能感。
おおお、これはヤバい。そして新房みくすもプロトと全然違うやんけ、などと思っていたら突然ぶわっとキタ。
おい、いったいどんだけ新房好きなんだよ。
そして、人間が何かを生み出すにはインプットが必要なんだな、ということを漠然と考えました。さらに、インプットされるばかりで、何も生み出さない人はいったい何なんだろう、ということも考えた。
アニメを見て感動して、これだけの作品を生み出すということ自体にも感動するけど、やはり感動を表現する手段を持っている人はすごいと思う。
だったら、自分はこの感動を一つ一つこうやって書いて伝えていく以外にないな、と思ったのでありんす。
それはそれとして、この一ヶ月、というか特に GW 返せコノヤロー!
2009/5/ 7 00:57