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3月20日(火)
「ありがとう…君に会えて、良かった」〜フルーツバスケット完結〜
ひとつのゴール、それぞれのスタート。旅立ちはいつもさびしいけれど、変わらぬ笑顔がそこにあって。8年もの間連載されたフルーツバスケットの単行本がついに完結。「フルーツバスケット第 23 巻」。
十二支のお話は前の巻で一段落して、この巻は盛大なエピローグ。みんなが救われ、新たな一歩を踏み出す巻です。
そしてとにかく幸せ。透くんは夾とのラブラブっぷりを見せつけてくれるし、実は女子だった憐人さんはどんどん可愛くなっていくし。みんながちゃんと救われて、今日子さん(透くんのお母さん)までもが救われて、なんかもう別世界みたいな展開。
どんなに長い冬にも必ず春が訪れるように、太陽の光が少しずつ固い氷を溶かしていくように。だけど、黙って待っているだけではダメで。
透くんはやはり太陽だったんだと、全 23 巻を振り返って思います。暖かい日差しを投げかけることを少しも休まず続けて、ついには、十二支の鎖を解き放ち、それぞれの心のわだかまりを溶かしてしまいました。
そんな太陽のような透くんの笑顔が、この巻ではこれでもかというくらいに炸裂します。冒頭で、“変わらぬ笑顔”と書いたけど、どうもこの巻の透くんの笑顔は他の巻の笑顔の数倍幸せそうな感じです。
気づいたら口半開きでコミックの透くんに見とれてるような、そんな感じなのです。もちろん、脳内でほちゃボイスが響いているのも大きな要因ですががが。
そんな透くんに、語りかける由希の言葉に、すべてがつまっています。
他の皆にとってもそうだと思うんだ、君の存在はあったかくて、やさしくって…だから、これから俺達新しい環境でそれぞれの日々を生きていくけど、でもふと、君を想う。
君は元気でいるだろうか、泣いたりしていないだろうか、笑ってくれているだろうか、君は、今日も倖せだろうか。そんな風に、想うよ、これからも。
ありがとう…君に会えて、良かった。君が、いてくれて良かった。
まさにそんな気分です。大げさだけれど、この作品に出会えて良かったと本気で思います。
さわやかな、後味の良い感動の後で、同時発売のファンブックを読むとフルバワールドにもうしばらくとどまれて良い感じでした。「フルーツバスケットファンブック[宴]」というのがそれ。
これまたよい表紙ですねぇ。透くんがかわいい上に、ねこの頭にあごのっけてるなんて!これ、実家のねこによくやるけど、超きもちいいんだよー。
あと、とくに、書き下ろしまんが「草摩家の祭典(あれこれ)」がよかった。
落ち着いたら、23 巻一気に読み返してみたいと思います。つか、3/21 の祝日まるごと使って読んじゃいそう!?
2007/3/20 00:05