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だめちゅんにっき

10月6日(月)

12月2日 晴れ、ときどき曇り。最近、私の身の周りで不思議なことが起きている。…

EVE burst error plus積みゲー処理の日々が続いていて、夏に買った PS2『EVE burst error plus』をようやくプレイ。

EVE burst errorちゅうと、95 年の PC98 版にはまり、97 年のサターン版をやり、6年の歳月を経て PS2 版をこの度プレイしたわけなんですが、よかた。たいそうよかた。

サターン版が 98 版を案外忠実になぞっていたのに対し、PS2 版は作画も全然変わっちゃって、グラフィックも一新。さらに声優陣は法条まりな役が他の EVE シリーズ同様に、岩男潤子→三石琴乃、御堂真弥子役が岡本麻弥→なんと堀江由衣ちゅうキャスティング。脇を固める野沢那智、若本規夫ほかの豪華メンバーも健在で、6年前の思い出が蘇ります(その他、弥生パパが納谷悟朗→大塚明夫となっていた)。

マルチサイトシステムは、ずいぶん楽になってました。これは、二人の主人公が、互いに相手側のシナリオのフラグを立てながら、話をすすめていく形式。サターン版では主人公を切り替えるたびにディスク入れ替えだったけど、今回は△ボタン一発です。気軽に話を切り替えられてよいです。

すべての鍵を握る真弥子に、ほちゃボイスです。つまりは、98 版、サターン版と性懲りもなく泣かされ続けてきた、ラストの日記モノローグが、堀江由衣なのです。それを聞くためだけに買いました。

完全にネタバレだけど御堂真弥子という女の子は、18歳の女子高生とされています。しかし、その実は、まだ1歳にしかならないクローン(有機ヒューマノイドμ-101)です。彼女の人格は作られたものであり、それは、深層に潜んでいる別の人格をカモフラージュするために用意された仮の人格…という悲しい少女なのです。

神の領域に踏み込むことは人間にはまだ許されず、真弥子はすこしずつ自我を崩壊させ、体を崩壊させ、死に近づいていきます。ラストでは、その真弥子の日記がモノローグとして語られます。

初めて友達と呼べる人ができた真弥子。それは、自分のボディガードたる法条まりな。まりなの「生まれてきたからには誰だって幸せになる権利がある」という言葉を信じて、けなげに生きようとします。しかしそれはあまりにも悲しい。かりそめのココロ、かりそめの体なるゆえに悲しいのです。

大好きな人たちを救い、「みんな…大好きよ…」と、自分は深い海の底に沈んでいく真弥子。そのシーンで、プレイヤーは、これまで我慢してきた涙が、堰を切ったように…あれ、泣けなかったですよ!なんで?

ぶっちゃけ言ってしまうとそれは岡本麻弥が尋常ならざる演技力によって勝ち取った最高のラストシーンだったのです。それをこえろというのは、酷な話だったのかもしれません。ほちゃも確かにうまいです。でも岡本麻弥のインパクト、つまりはこの6年間変わることなく、金字塔のように打ち立てられてしまったいた、その楔を引き抜くには、少々足りなかった、ということ。

Windows版?さて、どういうわけか、シーズウェアは今回の新 EVE を、Windows に持って帰ります。11 月に『EVE』として発売なんだとか。いまさら感が漂い過ぎですが、オリジナルの 98 版もついてくるらしいです(16色の魔術がみられそう)。

絵は、PS2 と同じ作画のまま 18 禁っぽいですが、これ、お声のほうはどうなるのですかね。

10/6 @664

10月9日(木)

『LOVERS 〜恋に落ちたら…』前夜

もういつごろ 1-Click したのか思い出せないのですが、ついに…、ついにこの日が…。

『LOVERS 〜恋に落ちたら…』が発送に…。

雨の日も風の日もふりかえればいつもそこにありました。「未配送の商品」のカテゴリからまったく動こうとしないまま、その横をたくさんのゲームや DVD が通り過ぎていったのです。

この世のなかに、“必ず”なんて言葉はないんだ、と、果たせない約束の軽さを教えてくれたのです。あなたは、そんな大切なことを身をもって示してくれたのです。

でも、今度こそは信じていいのですね。

Lovers

忘れもしない、あなたに出会った、あの日。Raspberry 創刊第2号の記事で即買いを決めたのです。2002 年1月発売の本でした。それに書いてあった発売予定時期はいまや遠く記憶の彼方です。

あなたは残酷だというかもしれません。長い歳月は、人の想いを簡単に変えてしまいます。もし、うちにやってきたあなたを、ただ“積む”だけで終わったとしても、許してくれるでしょうか?

10/9 @510

2003年9月下旬のだめちゅんにっき