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11月1日のアップルジャパン主催のiPod発表会に参加させていただいたです。
パッチとかでiTunesのことを追っかけてきていたごほうびだと思って、緊張してドキドキしながらも、iPodに触ったり話を聞いたりしてきました。
iPodはスクロールとかとても速くて、操作していて気持ちよかったです。慣れの問題なのでしょうが、カラム表示の移動の操作で少し手間取ってしまいました。ホイールで選択して、真ん中のボタンを押すと一段下の階層に移動し、menuボタンを押すと一段上の階層に戻るのですが、あたしは普段OS XのFinderではカラム表示の移動にカーソルキーの左右を使っているので、間違えて曲順送り、戻りのボタンを押してしまってばかりであたふたしてました(これは緊張のせいもあるヾ)。このあたりの操作の印象や、音質の部分なんかはこばやしゆたかさんの「マックっぽい:iPodを聴いてきました」に詳しいです。
あたしは音質はあまり気にしていなくて(おい)、やはり日本語まわりのことで頭がいっぱいでした。液晶の表示は大変見やすいです。白黒2値ではなくてグレーの部分も確認できました。それを利用してフォントにアンチエイリアスをかけてくれると、とってもあたし好みなのですが、残念ながら日本語のフォントはOsaka12pt Boldで、英数字はChicagoな感じの白黒2値ビットマップに見えました。
で、あたしはちぃたんを持っていって、あらかじめ予測して用意しておいた4つのテスト項目を実行してきました(これはまだ内緒)。勝手知らざる素人です。どこまでいじって平気なのかわかりません。まずは冒頭の画像のように、デモ機につないであるiPodを自分のちぃたんにつないで記念撮影をしました。
で、これまた準備しておいた3種類のフォーマットのタグをもつMP3ファイルを転送してみたり。
うみゅ。まだ詳しくは書けませんが、きっといままであたしのパッチを使ってきた人は、これからもパッチをあてればうまくいくだろうと思います。現在、レポートをまとめておりますのでいましばしお待ちください。ただ、某方面で心配されているような、iPodにシフトJISのタグを持つファイルを送るとiPodの表示が文字化けするのではないかという問題は、回避可能であるとだけ言っておきましょう。
そういえば、椎名へきるの「ガンバレ」と坂本真綾の「プラチナ」の2曲、iPodから消してくるのを忘れました。DMNGの足跡を残してしまったな。
ついに本日、iTunes2が公開されました。OS X版については日本語リソースが含まれていますので、そのまま日本語版として使用可能です。
今日はたくさん語りますよ、日本語タグの問題について。でも、はやる気持ちをおさえつつ、前座としてiTunes2の新機能、クロスフェード機能について語ります。
クロスフェード機能というのは、曲の終わりと次の曲の初めを重ねて再生する機能でして、これによって曲間がなくなって、まるでFMラジオを聴いているかのように気持ちいいのです。たまに、ジングルを挟んでくれるともっと雰囲気が出るのですが、そこは「AroFM」のアドバンテージですね。「AroFM」も大好きです。
さて、iTunes1.0の発表以来、日本語タグの問題に苦しんできた我々ですが、本日公開されたiTunes2においても複雑な事情に悩まされることになりそうです。
(11月13日AppleRoomさんの記事を受けて訂正)iTunes2からは、ID3v2.3タグがUnicodeで記録されることになりました。ID3v1.x、ID3v2.2タグについては、これまで同様Latin-1エンコードです。これまでLatin-1(パッチなし)、あるいはシフトJIS(パッチ適用)で記録されていたタグをUnicodeのタグに変換するには、iTunes2上でタグのフォーマットをID3v2.3に変換する必要があります。元のフォーマットがすでにID3v2.3である場合は、Unicode変換のみが行われるようです。
つまり、Unicodeのタグに変換するには、iTunes2上でID3v2.3への変換作業を行えばいいわけです。Latin-1のタグから変換する場合はオリジナルiTunes2のままで作業を行います。シフトJISから変換したい場合は、あたしのパッチをあててから作業を行います。iTunes2でCDからのエンコードを行うとタグ形式は ID3v2.2、つまりLatin-1エンコードのタグになります。
以下は細かい話になるので、読む必要はないですが、一応書いておきます。興味のある方だけどうぞ。
調査の結果、この変換は生シフトJISとUnicode間の変換であることがわかりました。さらにiTunes2のデータベースとの関わりも明らかになりました。
つまり、タグのUnicode化の際は、Unicodeで記録されているiTunesのデータベースの内容を元にタグ更新を行うようなので、実際のタグの記録形式がLatin-1であってもシフトJISであっても、iTunesでは意識していません。どちらの記録形式であっても問題なくUnicodeのタグに変換できます。
実際に、次のような環境でテストをしてみました。
ID3v1.1でシフトJIS形式のタグをもつMP3ファイル(A)を複製し、複製されたファイルのタグをLatin-1形式のタグに変換しました(B)。ここでファイル(A)と(B)の差異はタグの記録形式のみであることを確認した上で、以下のテストを実行します。
その結果、(A')と(B')のファイルはバイナリレベルで一致しました(diffで確認)。
その逆に、
というテストにおいても、(A'')はシフトJIS形式、(B'')はLatin-1形式のタグに変換されていることが確認できました。
また、UnicodeからID3v1.xに戻す仕組みが、シフトJISに変換した上でさらにコード変換テーブルを通して Latin-1に変換してMP3ファイルに格納していることの確認として、あたしのパッチによってインストールされるコード変換テーブルを少し細工してみました。
基本的に、シフトJISを通すために無変換のコード変換テーブルを用意しているのですが、そのうち“0x83→0x82”“0x52→0xA2”“0x8D→0xC8”のみを変換するようなテーブルを用意して検証してみました。すると、
という、Unicodeのタグが、
というタグに変換されました。ををを。
確かにUnicodeからID3v1に戻すときにもコード変換テーブルを利用しているわけです。ココロ図書館は『「こころん萌え〜」なあると姉といいな姉をみて萌え〜』な、2重萌え構造の作品です(違うっていわれちったヾ)。それと、いいな姉のCV沢城みゆき(ぷちこ)は、演技の幅が広いのかもしれないとか期待してしまいます。まだ女子高生なので今後もっと上手くなっていくのかも。ま、それはおいといて、作品全体を通しての、あのほんわかイメージは、大事にしていってほしいです。
つまり、結論としては、これまで文字化けパッチを適用してiTunesを使ってきた人も特に問題なくUnicodeのタグを利用できることになります。UnicodeとシフトJISの相互変換は大丈夫。
で、もう一つ、事態を複雑にしている要素として、iPodの存在があります。iTunes文字化けパッチをあてた環境では、Unicode変換に失敗してしまい、Unicodeの情報を利用しているiPodでは逆に文字化けしてしまうのではないかという予想もされていました。
しかし、実際iTunes2では、Unicodeのタグ(ID3v2.3)とLatin-1(ID3v1.x,2.2)形式のタグが共存可能であり、iTunes2にアップデートしても既存のタグのUnicode化を求められないことから、iPodへのファイル転送時にUnicodeのタグに変換しているのではないか、という予測ができます。さらに言えば、データベースがUnicodeで管理されているので、わざわざ変換しなくてもiPodのデータベースにその情報を書き込むだけでいいような気もします。そのあたりはおとといのiPod発表会において、実機を用いて検証してきましたが、限られた時間の中では詳しく言及できるほどテストできませんでした。ま、“心配無用”ということだけ言っておきましょう。
ということで、最後になりましたが、iTunes2にも対応しております、新iTunes文字化けパッチ「Tune-up iTunes」は自作ソフトウェアのページからどうぞ。
なんか今日はいきなり慌ただしくなってしまって疲れたので、ビールでも飲んで落ち着こうとしてます。「Tune-up iTunes」が不具合を抱えていても今日はもう直せません。飲んでるから。
ところで、自分で書いた「iTunes2のID3タグの取り扱いについて」を読めば読むほど、そのわかりにくさに脱力してしまうですよ。納得がいかないので、折を見て推敲を重ねて別ページにまとめるつもりです。
実は、文章はあらかじめ下書きとして準備していたのです。この土日でゆっくり推敲したり、注釈を入れたり、図版を作ったりする予定でいたのに…。そうだよ、iTunesの発表が早すぎるんだよ!来週にしろってんだ!
ホントはこころんといいな姉のことももっとたくさん書くつもりだったのに…。曲表示リストのスクリーンショットに収める曲を選ぶ楽しみもとっておいたのに…。突貫工事で文章を仕上げる羽目になったじゃんかよー。おかげでRAVEとかウルトラマンコスモスとか見るの忘れたじゃんかよー。
はぁ、こんなあたしにやさしくパッチをあててくれる女の子はいないのかしら…。
iTunes 2.0.1がダウンロードできるようになってます。MP3ファイルの保存用に、まっさらな新しいストレージを用意してくれるという仕様が変更された模様。
この件で、あたしにメールを送ってきた人がいたけれども意図がよくわからないです。いったいどうしろと。それから誤解している方もいるようなので一応書いておくと、現在配布されているOS X版iTunesは、英日版であって、他国語対応版ではありません。ワールドワイド版は別に出るはずです。
なぜ、英語と日本語リソースだけが含まれているのか正確なところは不明ですが、iPodやUnicodeがらみで日本語版のテストが先んじてすすんでいたということなのでしょうか。Appleが日本市場を重視しているという表れ…ではないと思う。
困ったときのアニメイト。あの狸小路のアニメイト。お手ごろなラブひなのTシャツを買ったバウ。よく見ないとアニメのTシャツとは分かりません。
ををを。札幌メイトだ。1フロアで用事が済んでしまうコンパクトさが好きです。秋葉メイトの、7Fまでエレベータで上がって、そこから1フロアずつ巡回しながら降りてくるスタイルも好きなのだけど。
千葉に越してきて5ヶ月の間に、札幌メイトと秋葉メイトの他に、池袋本店、渋谷、千葉、津田沼、柏、大宮をクリア。かねねこさんにご挨拶にいく機会があれば、田町もクリアできるでしょう。
で、ラブひなのTシャツ。もしそれが、黒地に「LOVE♥LIVE HINA」と書いてあるやつだとすると、オフ会とかで会ったときにお揃いになってしまう可能性がある…。最近ではお出かけの際、よくあずまんが大王の「ねここねこフリース」を着ています。来週からはノワールの「懐中時計」(11月8日発売)を下げていることになるやも。
「Tune-up iTunes」を求めてうちのサイトにきていただいた初見の方が、間違って「Macソフト関連」としてブックマークしてしまうと可哀想なので、うちのサイトの本質を書いてみた。
つか、「まじかる☆アンテナ」をブックマークしてくれた方がうれしい気がしている、今日この頃。
うそでしょ〜、もうおしまいだよ〜。
Mac の世界では孤高のタグエディタである「ID3EDS」の作者、sanga さんよりメールをいただきました。
ID3ver2.3 での Unicode は UCS-2 を採用しています。これは,ご存知かもしれませんが,コード先頭に BOM(バイトオーダー)があります。BOM は"FEFF"でモトローラ形式は,"FE, FF",インテルは"FF,FE"です。が,iTunes2 は逆にしてます。最高!
とのことです。HexEditor を用いて早速検証してみました。
iTunes の出力する Unicode は、BOM がビッグエンディアンを示しているのに、実体はリトルエンディアン。
うわ、本当です!大変です!おしまいです! Appleさん、これでは Unicode 化の意味がありません。一応、BOM(Byte Order Mark) を手動で"FF,FE"に書き換えてみました。
BOM をリトルエンディアンにしてあげると正しく表示できる。
聞けば、sanga さんは ID3EDS の仕様を iTunes に合わせてしまったとのこと。ああ、孤高のタグエディタをへたれ仕様に合わせてしまわなければならない悲しみ…、察するに余りあります。いや、これは仕様じゃない。バグです。こんな仕様が許されるはずないです。だってこれだと、世の中のMP3ソフトウェアが、Unicode に対応し終わったときに、iTunesだけ取り残されてしまうではないですか。それとも、閉鎖空間だけで辻褄が合えばいいとでも。もしくはある種の意地悪ですか?
初期化問題にしろ、Unicode にしろ、「浅はか」以外に語る言葉が見つからないです。マーケティング上、iPod より早く iTunes2 を出すべきではあるのだろうけど、これは頭を冷やして 2.0.2 の開発をしないと大変なことになると思うですよ。
DCC-JPL さんの 11月 5日記事「iPod のナゾ」より。
iPod は 2 台のマックとうまく共存できないのか?
、と心配されています。その元ネタは、MacWIRE 11月 2日記事の「iPod のシリアル番号,そしてコピーガードについてのある機能」の以下の部分。
iTunes が iPod の1台1台を識別できるようになっている。ある iTunes とある iPod をシンクロさせると,iTunes の曲データが iPod に転送される。その iPod を別の Macintosh に接続してシンクロしようとすると,iPod に存在する曲データをすべて削除しないと転送はできないという仕組みになっている。
で、ここで注意したいのはシンクロができないと書かれているのであって、iTunes2 には手動転送モードもあったりして、手動転送した場合は別の Mac から iPod に曲を追加することは可能でした。
さらに言えば、TinkerTool の某オプションをOnにしてはいけませぬ…と思ったけど、ストレージ領域は自由に使えるからたいして意味はないか…。
あっ、でもでも、iPod ユーザの友達はほとんどの場合 Windows ユーザなのだから、著作権保護はバッチリなのです。
Apple StoreにてiPodをご注文いただき、誠にありがとうございます。
さて、このたび、11月10日(土)とお知らせしていた「iPod」の発売を2001年11月17日(土)に変更させていただくことになりました。
Apple Storeでご注文いただきましたお客様には、ご注文時にご案内いたしました納期予定内には製品をお届けできる予定となっておりますので、いましばらくお待ちいただけますようお願い申し上げます。
今後ともApple Storeをご愛顧いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
願わくば 1 週間の猶予の間に、もう認識されているはずの Unicode のタグ問題を解決してほしい。あれが仕様なら仕様でいいのです。新規エンコード時のタグ設定が ID3v2 であるために、仕様なのかバグなのかわからないまま(あるいは問題を知らないまま)、今このときも iTunes によって灰色 Unicode タグが生成され続けていることが問題。「iTunes の Unicode のバイトオーダーは特殊なの♪」と言ってくれた方が安心できるですよ。
ちなみにあたしのオーダー時の記録は、
ご注文受付日時: 2001年10月24日 05:54:PM
納期予定: 3-5週
であるので、11月 28日までに届けば、Apple Storeは納期を守ったことになってしまうですよ。
昨日のA.H.A日報、NYAさん@Cat Handの記事(11月7日記事)中のリンク先画像は全て必見。研究成果の発表を強く望みます。
ちょっとだけ関連ネタですけど、ねこと言えばやはりこちらは必読。Lasy Necintosh User's Manual。あたしは先月実家の飼い猫を亡くしたばかりだったので、半泣き半笑いで読みました。普通の人は笑いオンリーで楽しめるのかな。
そういえば、そろそろにゃんぴが亡くなって 1 ヶ月になろうとしているのだね。寂しさを紛らわすため、日々の忙しさがせめてもの救い…と思って残業しまくっていたのだけど、やっぱり寂しい。で、ストレスとか寂しさとか不安定な部分を癒してくれるのは「ココロ図書館」だけだよね♪ といういつも通りの展開も今日はちとむなし。にゃんぴ…。
猫がプリンタの上で熟睡している。突っついても起きない。可愛いんだけどオレは印刷したいんだよう。
(人間城の主な日々 - 11月7日記事)
くすん、いいな…。いいなといえば、こころんもあると姉もいいけど、やっぱ、いいな姉…(二段構え)。
表題の通り、あたしはかなり iTunes に精神を侵されているっぽい。昨日などはOS Xのログイン項目に入る「iTunes Helper」がバックグラウンドで片っ端からタグを Unicode に書き換えてしまうという夢をみてしまったよ。しばらく iTunes は追いかけない方がいいのかしら…。
多分、iTunes Helper は実際のところ、iPod が接続されるのを監視していて、自動的に iTunes を立ち上げるためだけにいるのだろうと思います。
2001年10月下旬のちぃたん日記